鉄道

図書館で借りた、参考文献

12/6の一般質問初日、5番手で質問に立ちました。以前お伝えしてある通り、すでにしばらく先まで質問通告内容候補は決まっており、9月議会以前からメインテーマには完成が目前となった病院と医療政策について、としてありました。

そのほかについてはいろいろ選択の余地がありましたが、初めて鉄道に関する問題を取り上げました。取り上げたといっても、質問の形をとりながらこの問題に関する私の見解と立場を鮮明にすることが第一義的に重要でした。小田急多摩線延伸の議員連盟に加わっていないそのこだわりについて、明らかにすること。

加えて、ふるさと住民票。これも長らく私の中ではメインのテーマとなっているもので、年を越す前に一度は政策紹介をしておきたかったもの。事前のヒアリングの中で、政策部にはこのもんだに関して「引きがない」ような反応だったため客観的には時期尚早だったきらいもあります。政策部にしてみれば、「交流人口」が増えたところでほめてはもらえないだろう、定住人口が減少してしまえば市長にとってのダメージが大きいというところなのだろう。

急がば回れ、という言葉もある。定住促進の施策のほとんどはじつはよく考えればそれほど魅力ある政策であるはずがないのだ。何度でも言うが、厚木にとどまることになんの価値があろう。どんどん羽ばたいてよろしいではないか。そのことをもって、批判するような近視眼的な勢力には批判させておけばよろしいのだ。

厚木の魅力をひたすら時間をかけて醸成していくこと。基礎から作り直すのだ。行政にその覚悟がないことこそ、私にとっては不満の最大の原因となっています。

鉄道の敷設も、同じような問題を抱えていると思います。相模川西部に対する政治的な取り組みが必要だという点で。大きな政治的転換を掲げないではゼロサムゲームから抜け出すことはできません。


鉄道に関して、購入したり図書館から借りて勉強した本は以下の通り。

首都圏 通勤路線網はどのようにつくられたのか (洋泉社、首都圏通勤路線研究会)
通勤電車のはなし (中央公論新社佐藤信之)
鉄道は誰のものか (緑風出版、上岡直見)
国鉄解体 (ちくまライブラリー、 原田勝正
国鉄を企業にした男 (中央公論新社、 高坂盛彦)
国鉄改革 (中公新書草野厚
小田急物語 (多摩川新聞社、 生方良雄)

もとより鉄道好きは子どものころから。いまだに旅先では、視察先でも、たとえ一区間でも電車に乗りたい口です。しかし、質問で取り上げるとあってはそれなりにさまざま理論的に成熟を目指さなければなりません、そのために重ねて読み続けましたがおおいに勉強になりました。勉強をすることは必要であり重要であることをさらに自覚しました。

厚木市立病院竣工式、交通安全総ぐるみ大会

本日12月9日、厚木市立病院竣工式が、素晴らしい晴天のもと執り行われました。
小林常良厚木市長、山本裕康厚木市病院事業管理者からのあいさつから始まり、来賓の馬嶋順子(厚木市立病院運営審議会会長)さん、栗原敏慈恵大学理事長よりご祝辞をいただきました。さらに病院建設工事概要説明、感謝状贈呈のあと、テープカット、記念植樹、病院名誉看板除幕式を行いました。

記念植樹ではご列席の地元選出衆議院議員の二人や県議会議員、市議会正副議長とともに、地元松枝の自治会長も加わって、市の木もみじと桜の植樹をされました。近隣住民や患者、利用者に5年以上にわたる長い工事に協力をいただいたことにはとくに設計工事管理委託を受けた株式会社日本設計の千鳥義典代表取締役からも謝意が述べられましたが、地元を代表してこうして自治会長が植樹に加わりまして、私もようやくこれで終わったのだという実感がわいたところです。

議会では昨日まで3日間一般質問が続いていました。私は今回市立病院と医療政策の問題も取り上げまして、その中で腎臓内科方面の専門である山本院長・事業管理者から終末期医療の難しいテーマに取り組む姿勢などを答弁いただきました。このテーマにふれたことを通じて、院長から「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」という、日本ではまだ進んでいない透析非導入と継続中止についての学会研究論文を頂戴いたしました。

市立病院は、今後地域医療拠点病院、救命救急医療病院、貴重な小児が入院可能な病院、災害時の拠点病院として、等の様々な課題に取り組んでいくことになります。大きなテーマを抱えつつ進む医療行政に私としても積極的にかかわっていきたいと思っています。


■感謝状を受けられた工事施工者(敬称略、企業名のみ記載)
 大成建設株式会社横浜支社
 株式会社小島組
 株式会社ユアテック横浜支社
 株式会社アドバンストネットワークサービス
 東洋熱工業株式会社横浜支店
 株式会社第三設備
 川本工業株式会社県央支社
 株式会社新日本工業
 株式会社日本設計


〇交通安全市民総ぐるみ大会

こちらについて、式典の後の講演内容が素晴らしかったのですが、内容を公開してよいかどうかを講師に確認をされてなかったようなので、現時点ではお伝え、記録できません。

交通事故を無くそうという現在、少しでもシェアをしていい話は共有すべきと考えます。

羽生善治さん快挙

自分の出番の質問が終わり、ほっと一息。
昨夜、将棋界における快挙、羽生善治棋聖が渡辺竜王に挑戦していた竜王戦に勝利し、竜王位を獲得し永世竜王の称号を得てなんとこれで永世七冠を達成したのだ。私は羽生氏の著書を多く読んでいるがやはりその考察の深さには学ぶべき点が多い。勝負のその先を展望しているかのようだ。

超越した第一人者から、大いに学びたいものだ。

ふるさと芸能発表会と社会福祉大会

niginigi32017-11-24

23日の勤労感謝の日
第28回ふるさと芸能発表会、厚木市全国県人会30周年記念式典に参加。
そののち、第48回厚木市社会福祉大会に参加。

社会福祉大会は基本的に毎回参加をしていますが、ふるさと芸能発表会は初。夕方まで各発表があったようで、時間があれば見ていたかったところですが式典のみで失礼をしました。

秋、この時期はどうしても行事が重なるもので、すべてに出席できないし、ほかの仕事との兼ね合いの部分もあるし、でなかなか難しいです。

今日、資料請求を出しましたが、以前質問をした厚木市の講演会などで講演内容を公開することは全く不可能なのか、工夫はなかったのかを知るための基礎資料を求めました。併せて、手話通訳の実施された講演を事後に耳の不自由な方々へ見せていただけているかを知るための資料も求めています。厚木市の講演、研修会で有意義なものについて、参加できなかった方へも聴講の機会を与えることができるのにその可能性を最大限追求しているかを検証します。

夜間中学

今日の議会日程は、会派代表者会議が16時から。懸案事項は常に生まれてくるものです。民進党の会派解散によって無会派議員が5人になったため、議会の各会議、委員会の構成や出席の資格等で決めなければいけない状況があり、内的な協議は続きます。厚木市議会の伝統で一人で会派に属さない者も排除されることなく当事者をそれなりに尊重することが保証されていますが、やはり5人となると、課題もありまして、現在当事者でさまざまな調整をしています。

市議会の会派構成は、国政の影響などを受けて変化することや、ローカルな政治の流れによって変化することもあり、しかしながら、どんな会派に属していようと議員は一人一人、個人の自覚と責任が問われるということを忘れてはならないといえます。

■昨日、11/19、あつぎえんぴつの会のイベント、公立夜間中学って知ってますか・映画上映とトーク。がアミューあつぎ映画.comシネマでありました。「こんばんは」というドキュメンタリー映画を見て、前川喜平さんの講演を聞いて。

なにより、講演のしょっぱな、前川さんは「撮影も録音も自由に」と言われた。素晴らしいことです。

遠慮なく録音させていただきました。
夜間中学の歴史。文科省の対応と変化。成果と課題。

前川さんの心配は、法律もできて行政が夜間中学を整備する可能性は(努力義務ながら)広がったが、文科省が関与すると昼間の中学と同じようなことになりはしないか、という点だと言われました。本当にその通りと思います。常に難しいところです。行政にかかわってほしい部分とかかわってほしくない部分とがある。

私たち、政治にかかわるものにとって、おおきな宿題がまた、与えられました。


■11/18、青少年健全育成大会。初めて出た。私自身が不健全さを否定できない中で育成されてきたので、健全育成と言われる言葉に気恥ずかしさがあり、いくら役目とは言え参加が必須でないことをいいことに今まで欠席していました。30年間。で、なぜか今回は、一回だけでも出ようと思ったわけで。

ネット依存についての、お医者様の講演は参考にはなりました。

■11/17、相川公民館での一般市民対象の議会報告会・意見交換会。大勢の参加で満席でした。活発な意見交換があり大きな成果がありました。

■11/16、仲間の議員のご家族のお通夜に参列。

■11/15、安心安全まちづくり研修会。多くの議員が研修で姫路市に出かけているため、議長とお留守役の三人の議員が参加。各発表は参考になり、今後強化していく方向性も見えました。

■11/14、所管の環境教育常任委員会の主催する議会報告会・意見交換会、今回ご意見を伺い意見交換をさせていただいたのは、資源回収センターと廃棄物処理協同組合。今後のごみ処理行政を考える材料がたくさんありました。行政との友好的な関係を築けるように橋渡し役を議会が担うことができるか、今後の取り組みにかかっています。

■11/13、鳥獣議連。今まで聞いた講演の中では最もよかった。罠のかけ方や個体数調整の課題が具体的に理解できた。

議員クラブで立川に

立川市議会に「タブレット端末導入について」視察。

そのメインの日程に加えて

国立国語研究所国立極地研究所

も見学しました。国語研究所では方言についての講義も受けました。
一時間弱の、専門家によるわかりやすい講義はたいへん役に立つものでした。

予算が付きにくい、仕事であることについても触れていましたが、そこは参加者が議員でもあるのでそれぞれの持ち場で、こうした即成果が上がるのではない研究分野に予算をつけることに後押しする仕事ができるかどうかにかかっています。

タブレット端末導入については平成26年に導入した先進議会から学べるものは学ぶことができました。
参加したすべての議員が、厚木市議会で実施するためには独自の取り組みが必要であると実感できたのではなかっただろうか。そうした地平に立つことができたことが最大の成果でした。

第13回地域医療政策セミナー

全国自治体病院経営都市議会協議会主催の第13回地域医療政策セミナー、に参加してきました。例年基本的に参加していますが、今年は参加者が幾分少なかったように感じました。総選挙があった影響でしょうか。

内容はいつものように大変濃いもので、無料で受けられる研修としては最適なものと思います。

通常通り、講師のうち一人は経営改善の具体例を、もう一人は寄り添う医療と介護、というような現場に即した医療の実践例を、語ってくださるのですが今回も同様でした。

経営改善について、黒字化を続けて表彰もい受けている美濃市立美濃病院の坂本院長のお話からは、とくに公務員体質、縦割りの組織論に染まった構造を改革した実例がよくわかりました。

夕張病院と地域医療立て直しに経験がある森田氏からは、やはり社会的共通資本として医療を考えるべきだとする考え方が提起されました。警察や消防と同じでしょう?と。

内容が8時間分の重みがある講演二つを聞き、きわめて未消化のまま帰ってきました。宿題は大変重いものがあります。




■総選挙終わる
22日投開票の総選挙。台風21号に見舞われる中の投開票。自民圧勝でした。私もそれなりにかかわりを持ちましたが、具体的に記録するほどの戦いをしていなくてなんとも脱力感が。

自民の勝利というか、野党の敗北と、マスコミを含むメディアの勝利という側面しか見えてきません。

政治権力はいずれにせよなんらかの権力の前には無力であることをまたもや感じるものでした。