第13回地域医療政策セミナー

全国自治体病院経営都市議会協議会主催の第13回地域医療政策セミナー、に参加してきました。例年基本的に参加していますが、今年は参加者が幾分少なかったように感じました。総選挙があった影響でしょうか。

内容はいつものように大変濃いもので、無料で受けられる研修としては最適なものと思います。

通常通り、講師のうち一人は経営改善の具体例を、もう一人は寄り添う医療と介護、というような現場に即した医療の実践例を、語ってくださるのですが今回も同様でした。

経営改善について、黒字化を続けて表彰もい受けている美濃市立美濃病院の坂本院長のお話からは、とくに公務員体質、縦割りの組織論に染まった構造を改革した実例がよくわかりました。

夕張病院と地域医療立て直しに経験がある森田氏からは、やはり社会的共通資本として医療を考えるべきだとする考え方が提起されました。警察や消防と同じでしょう?と。

内容が8時間分の重みがある講演二つを聞き、きわめて未消化のまま帰ってきました。宿題は大変重いものがあります。




■総選挙終わる
22日投開票の総選挙。台風21号に見舞われる中の投開票。自民圧勝でした。私もそれなりにかかわりを持ちましたが、具体的に記録するほどの戦いをしていなくてなんとも脱力感が。

自民の勝利というか、野党の敗北と、マスコミを含むメディアの勝利という側面しか見えてきません。

政治権力はいずれにせよなんらかの権力の前には無力であることをまたもや感じるものでした。