いいかげんなものだ

ふるさと納税について、正鵠を射ている報道になかなか出会えず神経がすり減っています。今日読んだものは総務省が金券を返礼品として認めないことに抗議する自治体の言い分に理解を示すような立場のものでした。
もともとふるさと納税なる制度自体の問題点を指摘する姿勢がない中で、一面的な報道しかできない、そんなものが報道と言えるだろうか?

地方自治に口を出すべきではないという言い分、私はこれはきわめてご都合主義だと言いたい。総務省総務省だとは思うが批判する資格がお前にあるかと言いたい。

自治体に金が足りない。納税者は税負担を軽くしたい。生産者はモノを売りたい。ふるさと納税肯定論者はこの動機をそれぞれ満たすことができると胸を張る。おおかた、背に腹は代えられないとこれらの論調に乗っかったものばかりだ。

哲学の貧困を痛感します。そんな「欲」に依拠した制度に未来はあるのでしょうか。


■久しぶりに、総務企画常任委員会をはなれることになりました。アミューあつぎ、の購入時に都市経済常任委員会にいましたので、それ以来ということになります。自らに刺激を与えなければなりませんので。