政務活動費と二元代表制

政務活動費が良い制度、よい補助金、であるかどうかについてはそれ単独では評価がしづらいものと思います。このところ続けて二度、北川正恭さんの講演を聞いて、どちらかといえば自民党系の政治家でありながら革命的だという認識を私は持っていて(野党の中にすらこうした革命的精神の持ち主は少なくなった)、議員定数を増やせとか政務活動費は増額しろとか、当事者からはとても言えないような本質論を述べるその姿勢は革命的というしかない。

政務活動費の取りまとめをする際に前年度は、書籍をどうするか、自粛するかどうかで悩みました。結果、だいぶ遠慮はしたものの文藝春秋のある号は、そのまま残しました。ほかの自治体議会で、次々とこれまでの判例に従って、グレーゾーンは問題にされる前に自粛、という傾向が強まる中で、自粛しすぎにいくぶん抵抗してもよいのではないかと。書籍といっても問題は雑誌で、判例で要するに「ほかの記事も載っているではないか」という。

飲食を伴うもの、タクシー、ロマンスカーなどはこの間の私たち当事者の議論の中で政務活動費対象外と確認をしていますが、その他は判例に従うというものが多い中、私は書籍はよくて雑誌はよくないというのはどうも納得がいきません。地方議会活動を進めるうえで、大切なのは市民の抱える課題に真正面から立ち向かうことやそのためにおおいに勉強をすることのはず。新聞購読料だって認められていますが、ほかの記事もあるではないかという論法でいえば新聞だって娯楽面もあるわけで。

このところの文藝春秋は激動する社会の中での保守派論客による真剣な議論が提起されています。せっかくですからもちろんほかの記事も読みはしますが、雑誌文化が混迷する中でよいものを残し支えようという考えも否定されるべきではないと思うのです。

そのうち、この世の流れでもっと圧迫感を感じる世の中になるかもしれません。どこまで抵抗できるかはわかりませんが、共謀罪に問われるかもしれないと恐れる政治家にはなりたくはありません。


■5月15日 議会報告会の準備
 交通安全関係団体を迎えて17日の夜に意見交換会をもちます。総務企画常任委員会担当。
 その内容の下打ち合わせ。
 夕方からは駅頭で常任委員会ごとに21日(日)14時から愛甲公民館で行われる意見交換会の宣伝活動。
 PTA学年委員会として6月末に予定した高校訪問の準備。

■5月16日 議会のあり方検討会など
 委員会における自由討議をどのように行うかの議論も大詰めで、だいたいまとまりました。合議制の議会、一歩一歩の歩み。
 社会福祉協議会40周年記念式典、感謝状の贈呈やアトラクションとして手話で歌を披露する「手話コーラス」、薬物依存から立ち直ろうと頑張る人たちによる「琉球太鼓」、などを来賓として見てまいりました。市役所を離れて何年も経過したというような方々とも言葉を交わすこともできました。