原稿作成

2月議会最終日に登壇して予算に対する反対の態度表明(討論)をするための原稿作成は、毎年もっとも悩ましい。やまほど触れたい問題があるのですが冗長になること明白なため、大半は割愛することになり、簡潔にまとめなければならないので文章作成能力の足らない自分には苦痛が伴います。

議会に28人がいて、それぞれさまざまな所属、背景、人生を背負って仕事をしているので、合議制の良さを活かす意味では多種多様な意見が表明される議会最終日を、私は重視しています。近年は体調の都合によって、従来よりがむしゃらに発言することはなくなりましたが、目いっぱいの全力投球であることは変わりありません。

よく地方議会はチェックの機能のみならず立法の機能を果たすべきだという講演を聞くのですが、合議制の上で立法を担うというのはかなり手腕がいると思います。利害が異なる立場で、もちろん一致点も多いのですが、細部までの整合性が問われる条例制定などは意見書提出よりもハードルが数段高くなるからです。

それでも、この任期中に、議会から条例提案をしてみたいもの。一致点を見出すのは経験上私の比較的得意とする分野でもあり、何はともあれ経験を積んでいきたい。