組み体操

先週末、わが子の通う中学校のPTA総会がありました。今年度、なにがしかの役を引き受けることになることに積極的に同意していた私。総会に参加。委員会振り分けの際、人気がないところに回ろうと思っていたところ、まったく広報委員になり手がいないということになっていたのでそこに回って当然、委員長に立候補。

なりたいと願うものがひしめきあう議会で仕事をしているため、なりたくない人たちで構成される組織についておおいに疑問を感じます。くじ引きで負けた人が委員などを引き受けるという。ありえますか?

今日の朝日新聞朝刊に菊池桃子さんがPTAについて述べたことが記事になっています。
紹介されている菊池さんの発言要旨は

<働く母親にとって、PTA活動の負担が大きく、仕事に支障を来しているとの声があがっている。任意参加なのに全員参加することが暗黙の了解となっているケースが多い。政府が積極的に関与・指導をし、女性の就業問題の議論を深めて欲しい。>

さて、疑問を持ち続けて我慢しながら(学校側に相当警戒されたので)これまで小学校のPTAにかかわってきたのですが、はじめて中学校に関与することになり、慎重に、冷静に、かかわっていきながら改善の可能性を探りたいと決意をしています。

ところで、PTA総会で、校長先生が組み体操の件で発言をされました。神奈川新聞の取材を受けたということで、その話によると市内の中学校で、この中学校だけが組み体操を実施する、ということによるもののようでした。昨日神奈川新聞朝刊に記事が掲載されましたが、そのことを特筆して注意するという内容ではありませんでした。

自分が育った時代はどうのと言っても何らの意味もなさないので、この時代の中の最良の選択をしていただくことしかないのですが、やはり学校現場には「行き届くべき目」の存在が危うい、ということによるとここでも実感しました。推移を注意深く見守りながら、これもまた冷静に慎重に、かかわろうと思います。