民進党

わが厚木市議会においても「民主党」会派の会派名が「民進党」に変更の届けが出されたと通知がありました。国政が優先される政治の上では地方議員の命運は常に流動的で、吉と出るか凶と出るか、きわどいところを行き来するものです。そうした生き方が苦手な人には不向きな商売ともいえよう。

後年、石原慎太郎の去就によって何度も所属政党名を変更していた議員もいましたし、かく言う私も、若かりし頃は選挙のたびに政党名が違っておりました。自分でもわからなくなるくらい。

政党を含め組織はしょせんツールでしかないので、基本的に自分を生かすために使い物になるかどうかだけが判断基準であると思っています。高杉晋作のように美しく生きることをめざしてきたので、なんら小さいことにこだわることなく政治にかかわってきました。最近はさすがに夭折した高杉のように生きるなどとは言えないのでせめて志士たちに理解のあったとされる勝海舟のように、というかんじかもしれません。

さて、民進党結成。
アメリカ大統領選のように、国民と一緒に盛り上げるようなことをなぜやらないんだろう。せっかく野望をもって合流したんだから主導権争いを国民を巻き込んで、党首選をやれば国民も参加意欲がわこうともいうもの。そもそも、そのほうが楽しいだろうに。保身で執行部を選挙対策で固めるなど、国民に魅力的に映ると考えているのだとしたら、残念極まりない。

与党のほうが革新的で、野党のほうが保守的、という逆転現象こそ奇異であろう。


■さて、平成27年度の最後の一日
年度末で退職をされたすべての方々、お疲れ様でございました。
また厚木市役所の退職された職員の皆さんにはいままでありがとうございました。毎年、すこしずつですが私の考えていることに共感していただける方も増えてきたように感じてきており、そのぶん毎年、寂しさは尋常ならざる感じがいたしております。

心ある方々へ、
今後は一市民として、ぜひ世直しに積極的にかかわっていただきたいということをお願い申し上げます。
切に、お願い申し上げます。