地域の力

6日、厚木市人口ビジョン案と厚木市まち・ひと・しごと創生総合戦略案の説明会が、市役所でありました。20人ほどが参加、50分の説明と25分の質疑応答が行われました。

 5人の方から意見や質問がありました。

 議会もパブコメの期限の12日までに、それぞれ議員の意見を求められていて、私も作成中。すでに、「行政と議会の共同制作のような扱いにされるのはおかしい話」という原則的な主張は伝えてあります。
たくさん申し上げるべき点があります。人口問題の取り上げ方そのものの認識からして、考え方に違いが。

 なお、昨年9月に厚木市の希望出生率把握のため実施したというアンケートは336人に送付で240件の回答で、データとしては少ないような気がします。とくに35歳未満女性のうち結婚意思ありが16人中14人、として87.5%、この値を希望出生率の算定式の「独身者のうち結婚を希望するものの割合」にあてているなど、どうも根拠が薄いように感じます。

 いままでの各種計画との違いという意味では、つねに監視をし微修正を加えることが求められているはずなのに、提案ではそういう位置づけではないようでした。四半期ごとに検証を加えて変化させるくらいのものこそが必要なのです。

 しかも、このような計画を作らざるを得なくなった原因の分析がなされていないため、つまりあえてそこを避けているから対策が「国の無責任を放置し自治体に責任を押し付けている」ことになっているという、その本質については市役所は語ることができません。

 善意の市民は、建設的な意見をたくさん提案してくれます。本気でその期待に応えることこそ、行政の使命と言えるでしょう。

■7日。愛甲宮前公民館で「防災セミナー」が開かれました。主催者の方からご案内がありましたので、地元ではありませんが参加してきました。

 危機管理課の説明もわかりやすく、地域からの質問にも誠意をもって答えていました。いい取り組みと思いました。地域のつながりがあること。そのことそれじたいが防災の力を強めてくれると信じています。

 質問は小田急愛甲石田駅帰宅困難者が相当あふれた時の対応や宮ケ瀬ダム決壊の可能性と被害想定、といった内容でした。