何に注目すべきか

報じられるニュースの中で、何に関心を寄せて情報を取得し、そしてさらに周囲に伝えていくのか。

限られた時間と限られた活動量により、必ず限界のある情報量。断片的にならざるを得ないことを承知の上で、処理をして伝えていきたい。

先月のニューズウィーク(日本版)によって報じられた内容は衝撃的だ。同紙は1月18日に「貧困問題に取り組むNGOオックスファムは最新の報告書で、世界ではわずか62人の富豪が、最貧層35億人分と同じだけの富を所有しているという」と伝えた。

さらに「この62人の昨年の富は1兆7600億ドルに上り、世界人口の半分以上を合わせた額を上回った。2010年には、世界人口の半分と同じ富を独占していたのは388人の富豪だった。この1年で富はますます少数に集中し、今では二階建てバスの定員にも満たない人数になっている」と。

続いて、「富裕層の富は2010〜2015の間に44%増大」しているとし「富の集中と租税回避地に隠された推定7兆6000億ドルの資産のおかげで」世界的な貧富の格差が異例な極端さになりつつあると伝えている。

解決の方向性を見出して、無力感に陥ることなく、政治に働きかけなければなりません。いままさに、政治そのものが問われている、今年は真剣に政治を考え行動する年にしなけらばならないと(たとえすぐに成果が表れないとしても)思うのである。