わかったこと

市長選を経て、この議会を迎えて、わかったことがあります。正確には今、今日の予算への質疑を経て、わかったこと。

このブログはもはや自分の日記であると同時に市役所職員のリサーチに役立つものまたは役に立たないものとなっているのではないかと思うのですが、それであるならばそれで、いっこうにかまわず、あつぎ市民の税金をいただいて仕事をいたしている以上、ローカルな世界で完結するもまた、ありうる話ではありましょう。

さて。

昨日(3/3)、補正予算では退職手当問題を通じて、スキルを習得した貴重な中堅職員の早期退職を防げないのかという趣旨の質問をしたつもり。総務部長は、議場外であれば本音を聞けたのかもしれませんが議場という形式主義の異様な空間の中では優等生答弁である「介護などのそれぞれの事情によるので引き止められない(意訳)」というような趣旨を述べられました。

知っています。でも、長年、比較的割高な、市民の皆さんが浄財を出し合って(納税)、育ててきた職員、そしてその職員の家族も、スキルも、市民によって培ってこられた、ということを思うならば、介護の事情などで早期に退職される(しかも女性職員がその役割を担うことが多い)のは、損失ではないか、と。

今日の、当初予算については、9項目の質問を準備、長老議員の後方からの咳ばらいが聞こえたので、あまりやりすぎるとあとがこわいので6項目にしておきましたが、

1、市民満足度調査の評価、および当初予算への反映、内容の公表方法。
2、施設維持管理費の7117万5千円の削減、をどのようにすすめたのか。
3、委託料の1億4390万9千円の削減、をどのようにすすめたのか。

これらを軸に(自分用のメモ)質問しました。

維持補修事業や委託料の削減は、市長が掲げる生命と暮らしを最優先する、という政治主張と異なるのではないか。

質問をしながら、わかった。三選された市長との距離感。もとより支え方の難しい市長。この先を思うと、心配の種は尽きません。

市長選をハイレベルな戦いにするためには、4年間の議会との連動をどうするか、が重要だというのが現時点での私の総括です。そして、今日のせっかくの予算質疑ですが、そうした気概に富んでいる議会とは明らかに言い難く。

4年間、どういう姿勢で議会に臨むのか。改選期をはさんでなお、議会で思い入れを持ってとりくむべき指針を探しています。