谷川浩司さん

niginigi32014-09-21

今年の9月は30度超え、35度超の猛暑などが少なくて扇子の出番があまりなかった、今日はちょっと汗ばみますが、朝夕は確実に冷えて羽織るものが必要になりました。

いくつか扇子を持つワタシ、ですが、これは東日本大震災以降、谷川浩司という名棋士(いまは米長邦雄氏亡き後の日本将棋連盟の会長職についてなおA級棋士として活躍をしている)の揮毫したもの。お気に入りです。

彼は関西、神戸の出身で、阪神淡路大震災当日が重要な対局、交通手段がなく奥さんの運転や徒歩で10数時間かけて対局場にたどり着いたエピソードは当時はよく知られていました。光速の寄せ、と言われる卓越した終盤力をもち、羽生世代が君臨するまでの将棋界のホープであったことは間違いないと思いますが、どこの世界でも第一人者というものは人間的な魅力がこれまた溢れています。被災、という経験から苦難の道に耐える力を得たか、現役の一線級クラスの在籍を続けながら連盟の運営の要職の仕事をこなしている、といいます。

今週水曜に、委員会で質疑をするのですが、職員にとって働きやすい環境、ということも念頭に置いていくつか質すつもりです。私にとって、職員は臨時、非常勤や業務委託の方々も、厚木市にとっての大切なマンパワーとして考えていますので、そこに無意味な線引きをしません。「頑張りすぎない」という、人としての心のゆとり、を求めて、丁寧に質問しようと思っています。

全部で40ほどの質疑の通告をしてますが、任期最後の決算審査なので、端折らずにやりたいと現時点では思っています。毎回、自らの気力と体力が及ばず、じっくり最後まで達成しきれないのですが、今回は「頑張る」(頑張りすぎない程度に)覚悟です。