スコットランド独立ならず

新たな道というものは常に険しいということなのでしょう。新しい道を選択するために民意を得ることは「気持ち」だけではないということもわかりました。その方向性が良いと思っていても、なお熟慮したり留まったりということはありうるのです。事前の情報とは異なり40万票の差となったことはそうした影響があったのではないかと言えます。

16歳以上が投票できたという住民投票。意思表示の機会の大切さ、を知る素晴らしい権利だと言えます。イギリスの対応も今後、自治権の拡大をどのように保証するか次第ということもあり、ボールが投げ返された形です。当面の経済、という安定はしかし将来の安定を保証はしてくれません。火種は消えたわけではないということを誰もがわかっています。

そうしたニュースに接しながら、議会の準備が続いています。決算審査の委員会の出番は、来週の水曜日。いまだ請求資料が手元に届かず。一夜漬け、は必至か。