児童相談所を訪れて
今日は厚木児童相談所を訪れて、人員増の展望等を伺うことにしていました。
たまたま今朝は新聞各紙で、ちょうど第三者委員会の懸賞、報告書での低減に関する記事がでたところ。その提言ですら、「児童福祉士を人口4万人あたり1人配置することが望ましい」程度しか言われておらず、これでは神奈川県内で10人ほどしか増えないことになります。どうなんでしょうか、この程度で現場はいいのでしょうか。
神奈川県行政は財政難で、ほとんどが人員減のところ、所長いわく生活保護と児童相談所は「増やしていただいている」と。つまり、それでも足りない、とは言いにくいような空気をやはり感じてしまう。厚木市役所でもそうですが、なぜみんなもっと人員確保で熾烈な攻防をしないのでしょう、その仕事に専念し、骨を埋める覚悟があれば、人員確保は何よりも大切、人を確保した上でのスキル向上、という話ですから。
生活保護でも一人のケースワーカーあたり80人ほど、児童相談所はなぜ1人で100ケースを担当しなければならない? 問題の当節の困難さなどを考えたらまったくおかしくないでしょうか。
黒岩知事は厚木児相を当然、訪れているようでしたが、わが厚木市長は訪れていないようでして、不満。(所長はもちろんそんなことは言いませんが)厚木児相は厚木市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村、を所管しています。神奈川県下の25年度虐待相談件数2484件のうち厚木は866件。児童相談所は県内5箇所ですが虐待相談の約3分の1が厚木なのです。厚木市行政の担当者間ではそれなりの意思疎通は進んでいるようですが、もっと綿密な、人間関係が築かれないものかと、私にはそのあたりがおおいに不満なのです。