参考になる話

読むべき本の山に埋もれて過ごし、まあそれでも必要なものは取捨選択して仕事には役立てている今、今日は議会運営委員会もあり早くも決算審査を含む9月の議会が事実上始まった。さっそく、すでに前回6月議会が終わった時点である程度次回の質問ではこれをと思っていたテーマで一般質問を通告。

そのなかで、気になる、参考になる話、との関係での通告は「住宅政策」。

「空き家」が蝕む日本 長嶋修氏

これだ。日本の住宅政策の、無秩序性、私が考えている疑問に近い視点で書いているようだ。広島の、山あいの地域に張り付く住宅の映像を見るにつけ、狭い国土における「住」の問題について、考えさせられる。資本主義の競争原理のみに支配された展開だけでは無秩序な開発、空き家がどんどん生まれる(長島氏)事態を招くだけではないか、そしてそれは安全を第一にした住宅政策とは相反するもので、公共の福祉の観点の欠如ではないか。

この疑問意識を背景にして、厚木市の現状の住宅事情をどう分析すべきか、都市開発の未来像をどう描くべきか、また公営住宅の管理戸数をどのようにしていくか。およそ5分間でポイントを述べてもらうように質問を構成したい。

一般質問、その他の通告は中核市にからんでのもの、個人情報保護を扱う事務について(おもに住民票などを扱う事務に委託業者が当たることの妥当性)、などを取り上げる予定。