そして8月へ

 8月8日の第1回臨時会の議案が配布されました。2億円余の補正予算です。これは、議会日程上議会側の都合に合わせた議案提案の側面があり、なぜこの時期にこの金額がというような議論が成立しにくいもの。そこで、補正の個々の事情は、状況把握に努めていただいたその努力の結果と受け止めるわけです。

 で、補正についての背景について、質問をすることになろうと思うのですが、つまり補正増をするということは追加の仕事になる(もともと当初の段階で補正を予定している場合もありますが)わけで、その体制は十分かということです。当初予算の進行状況との関連ですね。

 このところ、新しい年度に移行する前後から、厚木市にとっての試練、と受け止めるべきさまざまな課題が明らかになってきていて、そのことについて、問題意識を共有できるのかどうか。そもそも私の個人の問題意識は問題意識として間違ったものなのかの検証も必要です。

 議長人事の問題も、来年の市長選動向を占う意味(あるのか?)を含み、政治好きには興味を引くことでしょうが、そうしたことが些少な問題と受け止められない時点で現在の政治は貧困だとも言えます。低投票率問題の解決はいまだ遠し。


 先月、市長あてに出した申し入れの内容骨子は以下の通り。回答は求めていません。期待をしていないわけではないのですが、しているわけでもないので。


1、予算編成ではいわゆる「枠配分方式」を今回はひとまず取りやめていただくこと。予算編成のあり方じしんを検証する姿勢を持っていただきたい。
2、行政改革の推進の上で、職員体制については数値面での一定の後退があっても、人員配置を強化していただきたいこと。
3、総合計画基本方針策定に当たっては、留保条件を付すなど、柔軟性を持たせていただきたいこと。財政見通しなど、不透明な部分の幅を持たせる意味を含ませていただきたい。
4、60周年記念事業について、うわべだけのものとなることのないよう、また成果を追い求めるような性格を持たせないこと。予算面での創意工夫はもちろん、事業としての新鮮さを大切にされたい。