函館へ

niginigi32014-07-17

15日夕方に函館につき、昨日16日午前10時より、函館市役所にて大間原発にかかる対応について、視察調査を行いました。およそ2時間、かなり細かい点までやりとりをさせていただきました。一人で伺った調査でしたが、ほぼ一人でこの問題に対応されているように見えた参事は、よく勉強もされていましたし、熱意もあり、おそらくは市長の信頼も厚かろうと思いました。

原発立地30キロ圏内であるために、その影響を考慮しさまざまな対応を準備することが義務付けられているにもかかわらず、その建設の是非に口をはさむなという国の姿勢について、その変更を求めるというのが原点、訴訟の上ではそれは直接的な争点としては出ては来ませんが、要するにそこがポイント。

さて、これからどう推移するか。

函館の、朝日新聞の記事中に、以下のくだりがありました。

 5月には、県内の一部が中国電力島根原発の30キロ圏内に入る鳥取県議会の無所属系会派も視察に訪れた。7月には、市域のほとんどが中部電力浜岡原発の20〜30キロ圏内に入る静岡県袋井市の市議会から、自民市議も加わる「緑風会」が函館市を訪れる。東京電力柏崎刈羽原発から40〜80キロ圏内に入る新潟市議会、神奈川県厚木市議会の会派も視察の計画がある。

http://digital.asahi.com/articles/ASG7243T9G72IIPE01X.html


函館市のホームページでは、この問題に相当力を入れていることがよくわかりますが、情報の提供公開が進んで行われています。議会も、足並みをそろえて、一致して取り組みを続けています。実際に南相馬市など原発の被害を受けた地域を、市長と議会と一体で視察もされていたとか。そうした姿勢に心から敬意を表したいと思います。

自治体が国に対して、きちんとものをいう姿勢。私は、そのことこそ、共感する部分で、今回はその姿勢を学びたいという強い衝動があり、以前より申し入れていたのですが、訴訟日程などがありこの時期にずれ込みました。