記録に残して

細かくコメントを入れ、主張を入れる気がしないので、少しだけ。
一つには、オスプレイの神奈川県、厚木基地への飛来。日米同盟を金科玉条のごとく、の議論が続いているが、この主権国家の移行を無視したありさまを見よ。

さらに、国会では集団的自衛権の議論がされているが、どうにも問題点の的が絞れているとは思えない論戦だ。ひどいなあ。しかも、なんで衆参で2日のみという、これには有権者もあきれていよう。あきれていないのはごく一握りの盲信者のみだろう。

二つ目。ひどかったのは沖縄密約にかかる最高裁判決。一般論として、常識的にいえば原告側に証明の責任はあろうというのは当たり前。問題は、そうした「通説?」が、この際適応されるのかという点だろうに、なんとも千葉勝美裁判長の判断は信じがたいものがある。情報公開の精神はそんなものなのか。制度、としては「文書の特定」をもって規定をするだろうが、行政、執行権、は文書の特定を援助すべきものだろうに。

三つ目。最悪の子どもの貧困率厚生労働省のデータを詳しく見てみた。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/index.html
公務員は全員、この分析を共有せよ、と言いたい。担当部署だけの問題ではない。
なお、この分析には、医療や介護といった問題について考えるテーマが大いに含まれている。
よって、セーフコミュニティを標榜するわたしたち厚木市では、当然このことに最も優れて正確な認識を求められているといえよう。

こうしたことにしっかりと時間を割くことが、現職市長にできるだろうか。世間とのお付き合いも重要で、それは何よりも大切ではあるが、トップの判断力、思考力の醸成をどのように自らに課していくのか。市長という激務を見続けてきて、これは構造的欠陥なのか、はたまた個人的資質によるのか、と思った次第で。

連日暑い日日。