自分の質問をふりかえって

今回の私の一般質問(6月11日)を思い出しながら、ポイントだけ記録しておきます。ポイント、つまり意図、目的のメモです。

事件に絡んだ部分はすでに、速報的に感想を書いていますので省略します。

教育委員会のあり方
 予定では、国の改革に対してのスタンスを確認したいと考えていましたが、さすがに時間がなく、いまの会議のあり方、教育長が事務方の責任者でありながら、教育委員でもあるため説明員側の席に着席をしていない、そのことについて疑問があるという感想を述べるにとどまりました。本質的な問題でもあると思うので、市長に権限をあるいは教育長と教育委員長を兼ねるという私にはどうしてもそれは本当の改革にならないということもあり、今後改めて取り上げなければなりません。

■学校給食の公会計
 これは、いくらか問題にできた。昨年の決算段階で、別件で聞き取りをしているときに、状況把握から生まれた問題意識、滞納情報が学校に伝わらないという問題点。討論で述べたことはあるが、今回初めて質問として取り上げました。

 背景としては、議員は人事に口出しはできないけれど、公会計スタート時に会計課職員や議会事務局の会計を担当していた職員を異動させ、会計処理に力を入れたつもりだったのしょうが、どう考えても滞納処理、督促事務などは仕事として過剰ではないか、費用対効果の面でも非効率ではないか。このあたりが不満でした。さらに、あらたに配置された職員も収納、債権回収というところから。つまり、未納問題を数字的にクリアすることだけしか考えていないのではないかという私の行政不信が背景にあります。

 ときに1000件にも及ぶという給食費の滞納は、抜本的な問題解決が必要で、さらに、連続して滞納する世帯についての情報が学校に伝わらない(個人情報保護)というのは、もしかりにそれがなんらかのSOSだったらどうするのか。こどもにしょくじをあたえなかった、かわいそう、気づいてあげられなかった、などと反省を言うのであれば、あるいみ給食費滞納も、間接的には子どもの食事に責任を持って対応している状況にはないともいえるので、懇切丁寧なかかわりが必要なはずです。そのことなしに、公会計は成立しえないのではと思うのです。

■修学旅行行先問題
 これも、ほとんど取り上げられませんでしたが、平成25年度の修学旅行実施の資料を基に、各小学校の修学旅行を扱った旅行代理店がそもそもどのような企画を持ち得ているのか、どのようにオーダーを出しているのかを本当は知りたかったのです。
 
 小学校では、小田急トラベルが13件、近畿日本ツーリストが5件、相模原観光が5件。
 中学校では、近畿日本ツーリストが9件、JTBが4件。

 日光とキッザニア、を抱き合わせたコースが6件もあり、あまりに規格化していて、個性も何もあったものではない。

 これらの資料情報を背景に考えていました。やりとりとしては、議会では一般論として答えられないだろうと承知していますが、問題点があるという指摘だけはしておきたかったのでした。結果としてはここはもっとも不十分なものでしたが。行先として小学校で岐阜方面を、中学校で広島を選択したコースがあることを紹介させるところだけでした。


■交通安全、とくに自転車の交通規則
 部長答弁で、自転車についてはグレーな部分が多い、というニュアンスのものがあったと思います。私が問題にしたのは時間の関係でわずかに3点。

 歩道を通行してもよいとされる自転車は、13歳未満の者が運転する場合。70歳以上が運転する場合。などあるが、幼児を前後に乗せたような、児童を載せた自転車は対象になっていません。つねにこれは車道を走れ、と。これは納得いかない。

 13歳未満、ということは中学生になったら歩道は走行できない、つまり一時停止や進入禁止、一方通行を理解しなければならないが中学校学習指導要領では道交法を理解せよとはなっていない。なぜ、13歳未満としているのか根拠は何か。

 さらに歩道を通行してもよいというケースに「道路の状況等から判断してやむを得ないと認められる場合」とあるが、だれがこれを判断するのか。

 だいたい、こんなところ。そうじて時間なく、答弁のポイントはさきほどのとおり「グレー」。

 この問題も、児童が1名亡くなられているのですから、もっと積極的に改善をさせていかなければなりません。


■あつぎ元気地域エネルギー構想実行計画
 農地におけるソーラーシェアリングの普及、スマートハウスの普及促進、家庭用燃料電池の普及促進、はどのようにすすめるか。家庭用リチウムイオン蓄電池の設置補助の実体はどうか。市内の自家発電の整備状況、はどうか、把握しているか。このあたり、詳細に伺いたかったのですが時間足らずでした。せっかくの構想ですので、どうなっているか、そもそも予算配分が見通しがつくのか、このあたりを機会を改め調べて取り組んでいきます。