「改革」のゆくえ

 議会改革は、いまやある種のブームとなっていて、近隣の自治体でもさかんに検討が進んでいると聞いています。新聞報道で伝えられていた相模原市の通年議会への転換もそのひとつでしょう。

 厚木市議会でも「議会のあり方検討会」で、議長の諮問事項について毎年議論、協議しています。公式見解としては、私も基本方向についてはたいへん好ましいことと歓迎しています。非公式見解としては、議会での議論の質的向上こそ本質的な改革であり、それを保証する改革になるのかどうかこそが改革を進める上での優先順位を決めると言えるでしょう。

 通年議会については、いまたとえば議論となっているのは専決処分の対象となるものをどうするか、です。市長の専決処分案件をなくすというのは通年議会の魅力の一つ(議会側にとって)ですが、当然市長側にとっては執行の妨げとなる可能性を思えばデメリットとも言えます。私としては議会の議論はその機会が多いことは望ましい、でもいっぽうで細かなテーマについてその都度議題にすることについて必ずしもその価値を認めるものでもないのです。この点は、一致点が見いだせるかどうか不明です。

 出席すべき理事者の範囲、というのも私は柔軟に考えてもいいと思うのです。形式をとるか、実質をとるか。


 子ども議会、についての議論も進んでいます。8月下旬、を実施時期にすることを具体的に目標にしつつさらに内容を詰めています。

 市長選まで約1年、議員選挙までも残り任期は後ろが見えてきたところ、こうなると出来ることはかなり制約を受けます。それはそれで、かなりの水準が必要になるということは間違いありません。