メモ

1、沖縄県議会で知事辞任決議が可決されたらしい。沖縄自民党はこのかんの中央の行動に不信を募らせているようでもあり、名護市長選を前にして影響は大きいと思います。そしてこれは都知事選にも連動するでしょう。ご都合主義を続ける政治に対する不満は相変わらず根強いはず。経済政策の優位性を説く首相ですが、恩恵を感じられる人々の範囲はまだ狭いので、どこまで支持を広げられるか本心では相当不安なのではないかと思われます。


2、週刊金曜日、を読み、驚くべき内容の記事に出会いました。主に元力士の旭鷲山のインタビューで構成された朝鮮総聯中央本部落札50億円資金背景問題は、大変興味深いものでした。一般にはこの雑誌はさほど知られていないと思いますが、この落札企業であるモンゴルの企業は日本からの資金を得ているのではないか、という切り口で書かれたもので、大いに一読の価値あり、と紹介したくなったわけです。

旭鷲山は現在モンゴルの国会議員らしいですが拉致問題にも絡んだ貴重な証言、日本政府の疑わしい動き、などについての語りは必見かと。


情報過多の時代、なかなか得難いジャーナリズムの姿を垣間見た気がします。


モンゴルとの関係を、政府の思惑ではないレベルでどう築きあげていくのか、日本の「国技」、相撲を通じて関係も強くなった今、真剣に考えてみたいテーマでしょう。


2006年初場所栃東が優勝して以来日本人力士の優勝がない、という「国技」。やたら国籍問題がクローズアップされがちな角界、まもなく初場所が始まりますが、偏狭なナショナリズムを煽るようなことにならないように期待したいところです。