苦言

 新年早々、秘書課に出向いて苦言を申し上げてきました。先日、厚木市では賀詞交換会があったのですが、ここ数年、厚木市の宣伝に時間を割きすぎである、という点についてです。私は体調も良くなかったので、鏡開き&乾杯の直前に失礼しましたが、長居する気分もなくなりました。毎回、いろいろな形で提案、提言しているものの、根幹についてどうも全く理解されていないようで、残念至極。

 大勢の方々が新年を祝って顔合わせとご挨拶を交わす、そういう場として設定されているものなので、来賓挨拶を後回しにして乾杯のあとにするというのは私にはもう全く理解できません。来賓挨拶自体は私はそんなに重視をしませんが、でも来賓としてお声掛けをしてお呼びしている以上、配慮があってしかるべき。


 今日はさんざん秘書課長に同様の趣旨を伝えてきました。過去には、市長の挨拶は文章を読み上げるようなことでは市長の個性が活きないからとできるかぎり自分の言葉で語って欲しいと言い続けました。これについては改善をしていただいたようで(評価はどうかは定かではありませんが)すぐに改善されずとも言い続けなければならないと自分自身に言い聞かせています。

 秘書課の想定では市長の「プレゼン」は15分だったようです。その枠に収まったとは思えません。かつて、秘書課は公務員でなくてもかまわないのではないか、と質問で取り上げた私。市長が「雇用主」である以上、職員だけで構成された秘書業務は、市長に対して文句を言いにくいはずだからです。さらに、時間拘束の多さや不規則さ、さらに市長は必ずいつかは変わるのですからあまり市長の直属の関係をもつ公務員を持たない方が仕事が将来にわたってやりやすいのではないかという考えをもとにしての質問でした。秘書の仕事に不満があるということではなく構造改革を提案したものです。

 日本の政治の悪いところは(多分ですが)改善のスピードが遅いこと、改善の過程がオープンでないこと、合理性、論理性に乏しいこと、などではないかと日頃感じています。どうかもっと、明るく楽しく、コンパクトに改善してもらいたいものです。