新年

 さて、いよいよ勝負の一年が始まる。気負うことなく気合を入れなおしたい。

 
 昨年、あるアンケート調査が送られてきた。大学教授からでおそらくは学術調査県境のためと思われ、真摯に協力させていただき送り返したが、地方議員の実態把握が主要テーマのようだった。関心ある政策、日常的な政策宣伝方法、などなど、設問は時代を反映した興味ある調査であった。

 たしか、「あなたが必要とするものはどれか」という類の設問の選択肢が、資金力、組織力、人脈、などだったと記憶しているが、私はその他として「時間」「体力」と記した。地方議員が山積する課題について、自己の持てる能力を最大限活かして解決するためにどのように努力しようとするか、他力本願ではなく事故に課題設定として何を課そうとするか、にかかっているということを答えたかったのだ。

 これはまた、おもしろい選択肢だったのでメモしておいたのだが、自己評価で以下の選択肢から自分にあてはまるものを3つ選べというのがあった。選択肢は、

正義感  実行力  責任感  決断力  信頼性  ネットワークづくり
情報収集能力  リーダーシップ  集金力  権力志向
他者への共感  生活感覚  先見性  交渉力  専門性


であった。


仲間の議員の顔を思い浮かべながら、みんなはどう答えたのかなあと思ってもみた。利害も思想信条も異なる議員集団が、こうした「適性」評価をされて分析されたとしても、政治で生きている私にはいったいどのような効果があるのやら、予測もつかないが、まあ学問というのはそういうものなのかもしれない。その分野に精通する専門家も必要なのだろう。


私の感じている危機感、社会全般、政治にたいするそれは半端なものではなくなった。私自身が、私の設定した課題につぶされないでこの一年を終えられるという保証は全くない。