特定秘密保護法案、衆院通過

niginigi32013-11-26

小春日和の一日、議会対策に時間をとられる中、おそらく与党の思惑通りに秘密保護法案が衆院を通過したとのニュースを知りました。採決までの審議に時間をかければ問題点が浮き彫りになり、国民にそれが徐々に浸透するだろうことを見越してか、の拙速さです。地方議員で与党に属する人々は多いでしょうが、その彼らにすらその意味するところはわかっていないのではないか、と思われます。危機感がない、というよりも大枠での与党の方向性に信頼を置いて細部は委任することに慣れているように見えます。日本の民主主義は、まだこうした段階にあるのだなあ、とまたもや思い知らされて。


厚木市では、自治基本条例が制定されました。しかし、自治の発展にどれだけ寄与しているか、甚だ疑わしい、とは言い過ぎでしょうか。民主主義の発展度合いについて、やはり考えさせられるのです。


結果として、民意による、とはいうものの、政治が理念を失えば人心は退廃するもの。国政においても、自治体においても同様ではないでしょうか。



■学校給食

先日、自校式の学校給食の試食会に参加でき、美味しい給食を味わうことができました。担当のPTA役員に伺うと、4つの教室に分かれての実施は、参加者が120人を超えてしまった(昨年はたしか40人くらいでした)ことで、致し方ないところ、とのこと。昨年より当然、美味しい、なにより食器が食器らしくなっていて、ご飯が真四角の弁当箱に入っていた昨年とは比較になりません。自校式への移行は、多額の投資ですが、私はセンター方式からの転換を25年以上前から訴えていた者の一人として、たいへん嬉しく感じています。


ところで余談ながら今日は、パクパクあつぎ産デーで、けんちん汁のさといもとねぎは厚木市産、という話を聞き、昨日話をしたのに我が子は欠席してしまった。残念。


給食の話、資料請求していますが、とても心苦しい思いでいます。仕事がかなりキツイことを知っているからなのですが、申し訳ないですが、作成していただきました。公会計に変わってからの状況把握です。


学校現場の負担軽減はまことに喜ばしいですが、毎月800件もの督促状を発送するのが担当セクションの過剰な負担感に拍車をかけてはいないだろうかと心配でなりません。このあたり、議会の質問に盛り込むつもりで当然資料を求めたので、なんらかの改善を図るように望みます。


増員はあったようですが、会計を扱う部署の精神的プレッシャーは昨今大きくなっているでしょう、そのことを考えれば、未納問題の処理(しかも私債権)まで負わせるのはいかがなものか。



そもそも、市役所から届く督促状で強制力を持たないものの場合、どれほどの効果を期待すべきなのでしょう。



意見の異なることの多いある議員が、小児医療助成よりも学校給食を公費にしたらどうか、と議場で述べていました。医療助成をなくすのは難しいでしょうが、拡大する前に考えたいテーマではあったように思えます。


私としては、5%以内の不能欠損を想定した食材購入計画と、歳入の工夫が前提ですが給食会計への補助、そして未納問題は生徒、児童の家庭環境の掌握の側面もあるので学校との連携は必須(事務負担としてではなく)という視点での解決策を頭に描いています。


あくまで叩き台ですので、どう今後提起すべきなのか、模索中なのです。