厚木市日中友好協会設立30周年

 台風27号が伊豆諸島に接近した今朝方から風雨が強まったようですが厚木市では大きな影響まではなく(深夜の地震には驚きましたが)、いくつかの市内の行事に中止などの影響があったものの、主要なイベントは実施されました。

 まずは厚木市日中友好協会30周年記念の式典に参加。中国公使の王暁渡さん、中国大使館三等書記官の王麟さんをはじめ多くの関係者の参加で祝いました。地元選出国会議員が両名来賓挨拶をされました。お二人とも、控えめながら日中関係の冷え込みの現状をふまえながら、このように民間レベルでの友好が続くことにたいしてのお祝いの言葉を述べておられました。自民党の義家氏には、そのスタンスを考えて少し心配をしていましたが、抑え気味で安心しましたし、後藤氏の挨拶の中にあった、40周年が国では祝えなかったことの無念に触れていたのは同感で、当時責任ある側にいたことも含めてよかったことと思います。
 今後も(これまでもですが)、民間レベルでの交流が続くことに期待をしたいとともに、どうしても関わりを持つ人たちの利害というか思惑というのも垣間見えてしまい、気になるところではありますので、そのあたりを十分注意しながら同協会の発展されることを望みたいと思います。

 さらに、今日午前中に開会式が予定されていた「ぜんこく朝市サミット2013inあつぎ」ですが、雨で開会を遅らせ12時30分からとし、これにも参加。今日は雨で客足も鈍るでしょうが(でも会場の中央公園には、雨にもかかわらずの来客もありました)、明日の晴天を期待したいとの挨拶が相次ぎました。

 午後3時からは、厚木市立病院開設10周年記念講演会が行われこれにも参加。これら一日の行事には、多数の議員が参加していました。

 通りがかりの道では、あつぎハロウィンも見かけました。一部雨の影響を受けてしまったようですが、中止になることなく実施できたのは良かったことと思います。


 なお、市立病院の記念講演は、「脳卒中の治療と予防」(寺尾享 脳神経外科部長)、「どうする、どうなる小児医療(日本小児科学会が進める小児医療提供体制の改革について」(伊東健 小児科上席医長)、「狭心症心筋梗塞」(八木秀憲 循環器内科部長)、の3つの講演でした。
 とくに、最初の脳外科の関係では、脳の手術の動画などもあり、みんなおそらくびっくりしたのではないでしょうか。しかし、こうした貴重な講演を聞くことができるのも公立病院を持っているがゆえ。これは税金を投入してでも地域の医療に責任と関与を持とうとする自治体であるが故の大きなメリットです。
 こうした蓄積を行政が持とうとすることこそが、自治体の役割の要であるということです。忘れてはなりません。