かつて

10月10日といえば体育の日でありました。祝祭日はきちんと固定させたほうがよいとの意見はもはや巷には存在しないものでしょうか。連休を作りたいならば他に手段もあるだろうに。連休にしたら成人式や運動会などイベントが組みやすい、というきわめて経済的合理性を優先した思考で、たいへん気にくわないのです。


その日にこだわる意味はなんでしょう。私が市制施行記念日の2月1日にこだわるのも同じ理由です。日時で固定させたほうが子どものうちから覚えやすいですし。



厚木市独自の経常収支比率の試算


本会議最終日に若干批判しておきましたが、この仕事は私は期待していたもので、正しいと思いますが、これは厚木市独自ということにさしたる意味はなく、普遍性を持った一つの理論として確立させ、もって財務省総務省など関係機関と交渉し、地域主権の観点で新しい時代に必要な新たな指標作りにこそ貢献させるべきである、というのが私の本質的な期待の中身です。

経常収支比率を計算する上で必要な経常一般財源の中には、政策的経費、例えば扶助費などは含まれていて、これを含めておいて財政が硬直化しているとか自由度が低いとか論じることは、自治体経営の上でハードな投資をできるか否かに比重を置きたがる衝動を強める効果を持つことを意味する、と言いたいのです。


少子高齢化時代、一般財源確保については困難が伴うのに、この指標によって私たちが自らを拘束されるのは、はたしてポジティブな姿勢と言えるのか、という話です。厚木市では、財政課がはじいたところでは65億円相当が経営経費中の政策的経費、だということのようで、比率の上では10%ほどの影響を与えました。


今後、これらの試算が発展的に活発な議論を生んでくれることに、希望を見出だしたく思います。