涼しさを感じて

 いつしか白露も過ぎ、二百二十日を迎え、秋の気配を感じるようになってきました。週間予報ではまだ熱くなるようですがさすがに朝夕は涼しくなっています。議会に拘束される日々が続きますが、世間ではさまざまなイベントの準備に追われる時期になっているようです。忙しくも楽しい秋、多くの人が満喫されますように。



平成24年度決算の審査

 さて、この議会は、決算審査を含む議会です。今日の正午までが質疑通告の締切でしたが、私は昨日の朝の段階までに通告を済ませました。自分の一般質問が先週の金曜日に出番を終えていたので、準備に早く入れたのがもちろん最大の理由。50件の質疑通告は、おそらく過去最大級ではないかと思います。今までの経験上では、通告をしていても実際質疑の際に、端折ることが多く、25程度の質疑に落ち着くことが常、それでも多い方になります。

 決算審査はとても神経を使うためか、質疑する側も疲れてしまい集中力が維持できなくなりがち。ひとり30弱も質問すれば、目一杯か、とも思われます。昨年の決算審査から、委員会ごとの分割付託となりましたが、質疑通告と1問あたり3回の質疑までという拘束はそれまでのシステムを踏襲しています。本来、議会側からすると、予算審査同様に、通告制でなく、回数制限をしない方が議論も深まり望ましいのです。つまり、ある議員が取り上げた問題について、別の委員が異論を挟んだりできる余地が残るからです。

 昨年度は、納税に係る事務における課題も見つかり、つい先日の議会でもそのことをめぐって若干議論もありました。その当該年度の決算ですから例年よりもより丁寧な審査を要するはずです。50項目の通告はもちろんそれを意識してのこともあるのです。まして、今回は重鎮のベテラン議員が欠席されることなど、質疑が全体的に減ることも予想されたため、通告を増やしたのでした。気負い過ぎは私の悪い癖でもありますので、そこは例年以上にゆとりを持って審査に望むつもりです。



■医療費増大

時事通信の記事より>
 厚生労働省は10日、2012年度の医療費動向調査結果を発表した。医療保険と公費から支払われた概算医療費は、前年度比1.7%増の38兆4000億円となり、10年連続で過去最高を更新した。平均在院日数の減少で伸び率は前年度から縮まったものの、高齢化の進展と医療技術の高度化が全体を押し上げた。
 (以上引用終わり)
 
 医療費の伸びを抑制すべきなのかどうか、国民的コンセンサスは十分ではない(十分な国民的コンセンサスなどどこにも見当たらないが)わけで、こうした事実をどう受け止めるべきなのかこそ、きちんと議論をしてもらいたいしそこを報じてもらいたいものです。私は問題視はしていません、それはGDPを押し上げるという経済効果、内需拡大の意味があるという点も大きい。医療に力が注がれることで人々のQOLが維持できるのであれば、そこを問題視するのは間違いのはず。様々な改良で無駄は省いて患者の利便性を増してもらいたいとの思いはありますが、医療費削減を至上命題にはできないと思います。