厚木小学校、学社融合研修会

niginigi32013-08-27

 先週末、厚木小学校校庭の側溝そうじと枝おろしに参加、枝おろしの成果がこの画像です。厚木小学校PTAには正規の委員会(といっても任意団体だから正規と非正規にどれほどの差があるのかともいえるが)のほかに、ヨカンベ委員会というボランティアグループが形成されていまして、おもにこうした枝おろしやイベント、本の読み聞かせ、校庭の花壇、などさまざまなかたちで学校にかかわりを持っています。

 今日はそのヨカンベの活動も含む「学社融合」について、取組紹介や、すでに1000人を超える学校ボランティアを送っている活動を支えるコーディネーター会議の拡大版、が行われ、私も初めて参加することができました。この会議は基本的に毎学期1回、たとえば今回のメインは2年生の「まちたんけん」のお店発掘、紹介、について、子どもたちからはどういうお店に行きたいかという声を先生が意見を聞きこの会議で報告、地域のボランティアであるコーディネーターは地域のお店にあたりを付けスムーズに交渉が進むようにした準備をする、というようなイメージでしょうか。今日は拡大版だったので、私たち保護者や議論されている担当の学年外の先生も、傍聴でき、なるほどこういうように地域が学校を支えているのですね、と理解できたのでした。


 昨今、と言ってもいつからかは何とも言い難いですが、子どもと地域というつながりは確かに希薄になっているといえるでしょう。学校の授業などに時折、地域の大人が、親でない大人などが関与することは必要なこと、というのが学社融合の背景にありそうです。

 拡大版会議に先立って行われた約1時間の研修も、なかなかよいものでした。元厚木小学校教頭先生の芦原先生、による楽しくわかりやすいおはなし。特に私が興味を持ったのは「通塾率」、について、全国平均が55.7%、神奈川県は66.3%で全国1位。全国学力テストでトップの秋田県は28.3%、と低い、という話。もちろん相関関係は安易に結論付けられないでしょうが、学力が低い地域は「学校に期待する親が少ないため積極的に塾に通わせている」のではないかとの指摘は記憶しておいてよさそうです。いろいろ抜粋されて紹介していただいた神奈川県青少年白書(http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f417388/)、は面白そうなデータがありそうです。


 地域の中にあるポジティブな意識、様々な人々の意欲、これらはこれからの世の中にとって不可欠なものになるでしょう。