一般質問通告済ませて

9月2日からの定例会、6日からは一般質問がありますが、さる21日からこの一般質問の通告受付が始まってまして、私も今日朝一番に通告をしてまいりました。21日からは数日たっていましたが、最初の通告者以降どなたもまだ通告をしておらず、私が2番手ということに。

主に、総合計画や財政推計にポイントを絞りながら、行政改革というものがいったいなにをもたらしてきたのかを総括してみたいということが主眼です。


いちいち議会の場、貴重な本会議の場で、事業の担当者に細かなことを聞きすぎても時間がもったいないわけで、時間配分が問われます。今回も、以前より継続して取り上げています自転車の安全利用促進や教育を巡る問題も通告してあり、そこのところ、の配分が苦労する部分です。


さて、「はだしのゲン」の閲覧制限問題。やはりここでも教育委員会の委員らが知らなかった、つまり事務局サイドだけで判断していたという問題が浮き彫りになりました。がしかし。


はたしてマスコミが問題にする以前に、教育委員会の会議に諮ったとして、事務局の判断を覆す結果を、導くことができただろうかと私は不安が拭えません。日本社会には、例えば事務局が主導したシナリオをとても大切にする慣習があります。覆すには相当の力量が必要です。教育委員会の委員長の権威(良い意味で。実力を伴う)もものを言うでしょう。今回のケースは、世論、が包囲した結果と言えるのではないでしょうか。


問題の深層は、政治介入、でしょう。あるいは教育の中立というタテマエをどう考えるか。子どもたちにとって一番大切にしたいのは何か、を巡る議論は大事で、当然対立もあります。この対立を隠蔽してはならない、むしろオープンに、明るく朗らかに、議論する経験を積まねばならないと言えるのではないでしょうか。


日本社会が苦手とする、政治論議、とか性についての真面目な論議、このあたりこそ、市場開放すべきです。慎み深い日本の文化はそれとして、失うことなく両立ができるはずです。日本のチャレンジ精神旺盛なところをぜひ活かして。



と、いう話でした。



汚染水問題。
日本では何かを政府が主導しようとすると新しくポストが生まれるわけで。縦割りは日本だけではないでしょうけれど。ヤレヤレ、というかんじですが。


<記事引用>
茂木敏充経済産業相は26日、東京電力福島第1原発を視察後、「汚染水対策はモグラたたきのような状況。今後は国が前面に出る」と改めて強調した。経産省に汚染水対策担当の局長級ポストを新設することを明らかにした上で、貯蔵タンクの汚染水漏出問題を踏まえ、東電にタンクの管理体制強化や水漏れしにくいタイプへの切り替えなど5項目を指示した。福島県楢葉町の東電復興本社で報道陣に述べた。
東電に対しては他に、タンクの見回り強化や汚染水の放射性物質除去の加速、汚染水貯蔵に関するリスクの洗い出しを指示。原発敷地内の土を凍らせて地下水の流入を防ぐ遮水壁など、緊急性があり技術的に難易度が高い対策は、予備費活用を含め財政措置も検討する考えを表明した。
指示を受け、東電の広瀬直己社長も復興本社で記者会見。「必要な要員や機材を投入し、管理していきたい」と述べ、同日付で社内に汚染水・タンク対策本部を新設したと発表した。タンクの運用強化や地下水分析など計15のプロジェクトチームを設置し、内外の専門家から助言を仰ぐという。
(時事)