一人会派

 8月の臨時会を前にして、議長選の話を一切耳にしないまま過ぎていますが、今日は広報広聴特別委員協議会でした。第4回の議会報告会の開催を控え、前回(第3回)の反省点などを出し合っての協議を進めています。いっぱいありますが、共通認識と言っていいのは、準備における事務局への依存度が高いことと当日参加における職員の協力の度合いの高いこと、このあたりはおおいなる改善点と言える、という点でしょう。

 どちらにせよ各会派から様々な建設的な意見が出続けていることはよいことと言えます。すぐに改善できる点、時間をかけて協議すべき点、など整理して議論していくこととなるでしょう。

 なお、広報広聴特別委員会は、1人のみで会派を構成していない議員もほかの委員会などと同様、委員外議員としてオブザーバー参加をしていますが、仕事の分担などにおいての扱いに全く差異がありません。委員外議員であっても正規の委員同様、責任がある分担も負っています。私としては、このような細かいことを気に欠けない実際に応じた人の使い方は望むところなので問題を感じません。

 が、先日、参院選の期間中に開かれた代表者会議に一人会派の議員がネットから一人だけ、ということでいくつかの議論があったと聞きました。要するに、せっかく参加の機会が拡大しているのにもかかわらず、気軽に欠席されてはいかがなものか、というものでしょう。

 これは、たしかに。一人会派を長く経験してきて現在に至る私としては、ようやく様々な協議に委員外とはいえ参加できるようになったこともあり、その機会を閉ざされた経験のないかあるいは薄いかという議員とは感覚の違いも生まれるというもの。

 ただいっぽうで、一人会派、の場合、代理出席を頼むことができず、委員外とはいえすべての会議に出席するようになります(かつては、出ない会議の概要は、事務局から聞くか参加議員から情報をえました)。以前に比較して会議の分量、回数が多くなっていて全部の会議に参加するというのは、けっこうの負担でもあります。得た情報を正しく整理することも力量がないと難しいかもしれません。こういうとき、大きな会派は有利だな、と感じることがあります。分担、ができるからです。

 いずれにせよ、一人会派は、風当たりも強いことを自覚して、日常活動をすることが求められます。