表彰条例

 今日は私の所属する委員会(総務企画常任委員会)。議会は一体何をしているのかという叱責、叱咤を受ける身としては、議会で一定委任を受けたと解釈して微に入り細にいりの審議も必要なのだとつい自己弁護をしたくなりますが、市民にとってはわかりにくい部分も仕事として存在するというのは、致し方ないものと思います。

■議案第39号 新型インフルエンザ等対策特別措置法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について
■議案第40号 厚木市表彰条例の一部を改正する条例について

 新型インフルエンザ等対策特別措置法、にからんだ、今日の部分は公務員の派遣に伴う整理が必要という、おそらく妥当性自体はあるだろうと思われる条例、しかし私は反対しました。新型インフルエンザについての対策として、国家レベルでの統制を前提とした中央集権システムの強化をもって対応することは、様々な強制力を持つだろうことが懸念されます。今日は、地方議会の(国会ではない)審査ですから、大上段の議論は挑みませんでしたが、もうすこし展開しても良かったかとも思っています。

 表彰条例一部改正、は疑問点をいくつか述べて、そのうえで賛成をしました。かろうじて、反対をするのを思いとどまった、というのが正確な表現かもしれませんが。特別表彰、を定めるもの、という提案理由、なんでもかんでも定める必要があるのだろうか。特別、なんだからさだめがなくてもいいのではないか。

 定めたがりますよね、最近は、様々。その感覚が、私も以前はその傾向があったと思いますが、決まりを作りすぎではないでしょうか。きまり、をつくると、その決まりに「書いていない」ものは「書いてないからいいんでしょう」というものになります。どんどん、自由を束縛する方向にならざるを得ません。本来、人間があるべき姿から遠ざかるのでは?ということです。

 
 公共の福祉増進、それを阻害するものの排除、などは定める意義を感じますが、なくても裁量で執行可能では、と思えるものにまであえてわざわざ明文化しなければならないものでしょうか、このあたり、本質的な疑問です。