日経の論調

　画像は、圏央道についての日経地方版の記事、とくに囲みの部分（よく見えないでしょうが）は企業誘致進むも割高な料金課題、とした内容でこれはおそらく多くの、いやほとんどの人々の共通の認識だと思います。どうかしているんではないか？
　記事を見てびっくり。「高速道路の標準的な料金設定は１キロメートルあたり24.6円程度だが、神奈川県内は同42円と割高だ」。

　私は圏央道建設には当初から反対をしていますが、賛成派のみなさまからしてもこの料金設定では通過交通車両が圏央道を利用することによる市内の渋滞緩和の効果は期待値以下となるのではないでしょうか。

　いやはや、まったくもってよくわからん。自治体関係者からも（記事にもありましたが）要望、というか苦情でしょうが、届けているようです。当然でしょう。

　
　ところで、日経は時折、無難な論調を見せてくれています。ここ2日間の社説が面白かったので、紹介を。

　昨日が「歴史問題を加熱させるな」というもの。麻生副首相の靖国参拝や、安倍首相の「我が閣僚はどんな脅かしにも屈しない」発言にも釘を刺しました。http://www.nikkei.com/article/DGXDZO54398780W3A420C1EA1000/

　社の基本線が経済優先、なのでおそらく中国市場、韓国市場がこれ以上縮小することを経済界が希望していないことを示しているのでしょう。でも、私も主義主張をすべて同じくするものではもちろんありませんが、どう考えてもこの日経の主張の方が正しい。

　だれか歯止めをかけないのか、自民党内で。

　あっちもこっちも鷹だらけでは困るでしょうに。