下北沢
今月、3月23日から地下駅に移行する小田急の下北沢駅。今日は少し、周辺を歩いてみました。思い出がある街並みです。
強風で、電車は徐行運転をしていましたが、あちこちに写真を撮るファンが(撮り鉄、っていうのでしょうか)見受けられました。周辺の9箇所の踏切がなくなる、という効果はたしかに大きいものと思います。マイナスの影響も当然懸念されますが、下北沢の魅力ある商店街や文化の香りのする施設など、これからも変わらず活き活きと続いていってほしいものです。
帰り道は、同じく様子を一変させるであろう渋谷を回って帰りました。3日後にはこちらも地下駅に移る東横線の渋谷駅、こちらにも多くの撮影者が。老若男女、ほんとにたくさん。
首都圏一帯は、多くの投資をしても回収できる見通しが立ちます。この際、「首都圏」とはいったいどのあたりまでを指すのかがやはり問題でしょう。どこの地域でも同じように、というわけには行かない。
首都圏周辺の地域においては、違った、別の戦略がいるのです。そしてそれは、楽な選択肢ではないとはいえ、将来に向けて避けては通れない、価値ある選択肢だといえるでしょう。
今日もまた、厚い壁に阻まれた出来事が。
残念ながら、100ベクレル以下であれば安全という姿勢を持ち続ける教育委員会は、セシウムが検出されたさつまいもを給食に出した。
彼らの論理に対抗するすべを持たねばならない。千葉県の、さつまいもを提供した農家が、なんで100ベクレルよりはるかに少ない数値なのに使ってくれないんだとクレームをつけてきたとして、子どもたちに提供する給食には使用しないという決め事を行政が持っていない以上、そのクレームをはねつけることはできないだろうからだ。
行政がこの問題に及び腰であり続けているのはあくまで政治判断だろうとしか思えない。そしてその判断が生まれる根拠は、責任を取る立場にはないと確信をしているからであろう。本気の政治を行っているわけではないからだ。
14分。調布市でアレルギー症状を起こした子どもが死に至るまでに、ショック症状を和らげる注射を打たなかった時間は14分、決定的な判断ミス。どこの職場でもありうる話だと私は驚愕する。今の教育現場の、判断力低下と責任回避体質は、目を覆わんばかりだ。
今後、同様な事故事件が起こらないことを祈りつつも、私はやはり事故が起こっていないことのほうが奇跡なんだと思っている。