相鉄瓦版

niginigi32013-03-04

 相模鉄道利用者にはおなじみの小冊子、相鉄瓦版。私の「愛読書」の一つです。中小私鉄、で時折ストライキ(たいがいすぐに解決)をすることで、私にとっては懐かしいのです。私はかしわ台駅から海老名中学校に通っていましたから、ストライキの時は、一駅歩いて登校しました。何時についてもかまわない、という時代でした。思い出を語ると長くなりますのでこの辺にしておきますが、なんせ駅周辺は一面の田んぼ、ダイクマしかなかった頃の話です。中学は11組くらいまでありました。

 相鉄瓦版、最新号では二俣川駅の再開発のことが載っていました。また、相鉄ギャラリー(緑園都市)、で遠藤章光 版画展「昭和の風はいいもんだ!」( 2月27日〜3月31日)が行われていることの紹介もあります。http://www.sotetsu.co.jp/service/gallery/
 冊子のなかでは、沿線の商店などの紹介もあり、企業としては面白い取組でしょう。

 なぜ今日紹介したくなったか。一般質問の二日目、厚木市の開発、道路網整備、市街地再開発、を取り上げた質問が多かったせいでしょうか、都市の整備の方向性で、どうも大きな規模の開発志向が抜けきれない、と感じてしまったのでした。

 相鉄は、さして大企業ではないものの、湘南台方面への都市開発や渋谷方面へのアクセス向上、となるほどそれなりの戦略を持って経営をしているように見えます。そして、地域とともに連携をしながらというスタンスを、欠かさず持っているように見えます。そのあたり、私は厚木市でも見習いたいのです。と言っても、小田急にそれを、という話ではないのですが。

 今日の一般質問で、最後の質問者の取り上げた、玉川小学校の新入生が17人、という話にはびっくりしました。質問者は、これでは閉校になるのではとの危機感から、地域の人口減少、高齢化を問題にしていました。答弁のほうは、そのことの深刻さを、さらりと受け流していたようにも私には感じられ、厚木市の中心部に住む私の地域は学級が増えてプレハブ校舎を作るほどなのに、そうした地域格差問題について、きちんと考える姿勢は持つべきだろうと感じました。

 すれ違いを感じることの背景は、おそらくは政治的要因によるのではないかと穿った見方をしてしまいます。もしそうだとしたら、国政ではあるまいし、本当に情けない話です。地域主権なんて、22世紀になったって実現しやしまい。



週刊金曜日森住卓さんの1ページ

 おそらく今書店に並んでいるだろう週刊金曜日に、内部被曝を気にかける日常、という一文と写真で記事が掲載されています。厚木市出身の森住さんの活躍を知る人は多くいます。とてもいい内容でしたので、皆様もぜひご一読を。