中国の大気汚染

niginigi32013-01-30

 急速な経済発展の歪み、というべきであろうか、中国の大気汚染問題は報道で知る限り深刻です。地球上で、憂慮すべき多くの事柄がある中で、各国際機関が有効に対応策を打てているとは言えない現状こそ、憂うべき最大の問題に思えます。いわゆる先進国がそうした意味で自国利害からではなく世界的な視野でのリーダーシップを取る必要性を、強く感じながら歯がゆく思うのです。

 米中二代国の動向が世界経済にとって重要であることは疑いがない中、欧州各国とアフリカの関係も、新たな懸念材料というか、無視できない問題となりました。いずれも、日本がアメリカに属しているかのような外交政策ではなく、アジアの中で果たす役割や欧州各国との歴史的な関係を活かして、存在感をしめしてほしいものです。

 写真は昨日、第二東名(新東名)の整備に関する地域状況を視察してきたところ。厚木市南部地域の景観は一変することになります。何かを得るために何かを失うことは、これまでの道路整備から学んできたことでありますが、秤にかけた時、得るものが大きいと言い切れるかどうか。現時点では、地域住民の生活環境が向上することから弊害はないか、焦らずにきちんと分析し対応することが必要でしょう。