2013年だ!

niginigi32013-01-01

 今朝は、厚木神社に行きました。新しい一年の始まりです。

 ホームページやブログでは「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします」と言えない、というような、人間性を発揮できない選挙法の規定で、まったくどう挨拶をしたらいいもんだか、みんな悩んでいるというのが議員でしょう。気にしない人もいますね、あとで削除でOKのような。

 公職選挙法第147条の2、にある以下の部分
 当該選挙区内にある者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これらに類するあいさつ状(電報その他これに類するものを含む。)を出してはならない。

 に抵触するか否か。もとより、インターネットがこれほど普及する以前に制定されたものであるから、全く「電報に類する」がどこまでのツールを含むかが皆目わからないわけです。

 インターネット選挙解禁は、多くの政党が合意している方向性ですが(課題の整理は必要でしょうけど)、日常活動に影響がある、こうした問題にも現実的な対応が必要になってきていると言えます。そもそも、年賀状などは資金力によって、有権者接触する機会が極端に相違する可能性があるという点で、拘束には一定の根拠を感じますが、ブログやツイッターなどの媒体は、資金力での差異は全くないとはもちろん言えないのですけれど、そう言う意味での拘束は無意味です。


 主題がそれそうなので、このへんにしておきますが、選挙法というのは古くてかなわない、というテーマではこのブログでも何回か書いていると思います。

 宣伝カー(選挙用自動車)の上に設置する看板も、一時期本当に頭にくる規制がありました。前後左右に配置された看板がつながっていると「広告塔」とみなされるおそれがある、というわけのわからん理由で、看板と看板の間をあけるように、言われたのです。散々、その法の趣旨は何かと県の選挙管理委員会と電話で争いましたが、法律に書いてあるということのみを繰り返され、なぜ書かれているのかの根拠を納得はさせてもらえませんでした。出来上がった看板をカッターで削ったりしていました。おそらくどの陣営も、なんでだろうと思ったことでしょう。

 その後の対応については、ここで明記すると、また選管が、規制していくる可能性があるので書きません(書けません)が、すでに立候補の段階から官僚の統制は始まっているということを今日は言いたいのです。

 選挙のスタートから、言う事を聞かないと立候補すらできない。これはかなりでかい。

 今日の主題はこれです。

 ですから、選挙で世の中を変えていくためには、時代にあった選挙法にして欲しいと希うものです。

 1、選挙法を変えること
 2、一票の格差問題の解決、定数是正を含め選挙制度を見直すこと(小選挙区制度はやはり民意を反映しにくい)
 3、政党要件と政党助成金のあり方を見直すこと

 最低限、これらが実現しない限り、投票に行くべきだ、棄権はけしからん、と言っても説得力がないのではないか。選挙そのものの信頼性がない場合、そのあり方に抗議する意思は、ボイコット以外には考えにくいですから。

 民主的な政府を担保するのなら、選挙そのものの信頼性を回復することは何よりも急務だと思われます。

 その点では、党利党略は意味をなさない(共通利害がありますから)でしょう。

 すでに一票の格差を正さないまま実施された先の総選挙を無効だと訴える動きもあります。

 参議院のあり方の議論もありますし、今年の山場となる参議院選挙を前に、徹底して集中的に議論し、国民の意見を吸い上げる努力をしてもらいたいと思います。