信念

 先日の定例会最終日、教育委員会の委員2名の任命がされました。任命に不同意する理由はありませんでしたが質疑を行いました。レイマンコントロール。聞きなれない言葉でしたが、このところの教育委員会改革の各種報道で知りました。レイマン=素人が行政をコントロールする、という制度のことです。教育委員会は不要かどうか、も含めた議論がいろいろと行われていますが、現状を肯定した議論はあまりに情勢の動きに疎いと言われます。また、まったく議論もなしに、市長の任命提案を同意するのも議会として何の機能も果たしていないことになります。

 レイマンコントロール、これを実施するためには行政、役所の側の努力が相当必要です。ところが、まだそうした提案とセットで人事を提案するには至っていません。今回の質問では、問題提起程度にしかなりませんでした。対案も十分練られていたわけでもありません。今後は、教育委員会改革は、大変重要な政策となるでしょう。

 即物的解決ではなく、長期的な理念形成と同時に改革を進める手法が必要と思います。