シンポジウム参加

全労災協会主催のシンポジウム(新宿)に参加しました。メインテーマが生活支援、で基調講演には金子勝氏、湯浅誠氏、というもので、パネルディスカッションも含め、なかなか勉強になりました。が、なんと言っても湯浅氏。活動家としてあれだけ自信に溢れた発言ができるということに、まずは感服しました。

50代、60代の男性に自殺は多い、という。被災地でもホワイトボードには唄の会とか、集まりが山のように書かれているが参加者はほとんど女性、男性は酒飲んでテレビかパチンコか。コミュニケーション能力が若者やこうした層に問題視されることについては、こうした課題を抱えた人たちと接する側のコミュニケーション能力、という問題もある。若者の新卒者採用、ある大手企業では5人採用の場合、15人採用してからふるいにかける、うつ病になったってそれが当たり前だ、という企業だった。活動家とは「場」を提供するもの。毎日、楽しくないと思ったことがない。


など、印象に残る話がいっぱいありました。内閣府参与を経験されたからか、政治に反映されないもどかしさをも感じているのだろう、と思わされる発言もかいま見えました。


様々な実践なしには、なんの展望を与えることにはならない、そうした厳しい問い掛けを、湯浅氏は会場に投げていたと思います。