決算審査続く

 今日は市民福祉常任委員会での決算審査。明日の環境教育、あさって金曜日の都市経済まで、連続して決算審査が行われます。

 各常任委員会で、終了までに1人1項目で要望事項を提出。委員会で採決終了後、協議会を開いて提出された要望事項を3項目程度にまとめる協議を行います。これは、本会議最終日の委員長報告の中に盛り込まれ、そののち、4常任委員長がさらに取りまとめを行って行政側に決算審査を経ての要望事項として整理し要望することとなります。

 特別委員会方式と異なり、各委員会での審査で委員間で認識を共有することがさまざまなテーマでできるのは利点です。要望事項も、それぞれ重複を避けて提出するように工夫するなど、委員それぞれの工夫が求められ、力量も問われるところです。

 まもなく来年度予算編成作業が始まるこの時期に、昨年度の決算を踏まえて出される要望とは、事実上現在進行形の予算執行についての要望を兼ねてもいて、すぐに姿勢を改めてくださいというものも含まれているのです。

 行政は、行政から様々な問題を明らかにすることに慣れてはいません。聞かれたことには答えます、という姿勢です。申請があれば応じます、という姿勢です。指摘されれば謝罪します、という姿勢です。それは、議会も含めて、公の機関に共通する部分があるといえます。少なくともそこに疑問意識を持っていなければ、有権者、納税者が主体となる社会の再構築には至らないでしょう。