危機管理部長が講師として

niginigi32012-08-18

 本日午前10時より、あつぎ協働大学の協働科目として「災害への備えは自助と共助で」と題した講義が行われ、講師には厚木市危機管理部長が招かれました(写真は会場のヤングコミュニティセンターの廊下に掲示された、小学校生徒による網走訪問団のコーナー)。

 表題が、「公助」をわざと抜いていたので大変気にしていたのですが、冒頭、厚木市としての防災対策を説明してから本題に入ったので、趣旨は理解しました。

 一言で言ってしまえば、コミュニティの形成がカギだという話に尽きるのかもしれない(講師の部長も一番重要だと強調)ですが、さて、どのように現代社会でコミュニティ、地域社会が崩壊しないように形成していくか、具体策が問われます。

 災害に立ち至れば自ら守る、あるいは皆で助け合う、というのは大切でしょうが、自ら守るという意識をどのように醸成するか、皆で助け合うという相互扶助の精神はどのようにして育まれるか、そこは行政の姿勢が問われるところでしょう。

 質問者で「水害などの防災もあるか」(今日の話は地震の話が主だったため)というのがありましたが、「水害(対策)もあります。原子力災害もあります」と答えていました。議会でも、東日本大震災以降(阪神淡路以降からですが)熱心な防災対策の議論が続いてきています。改善された部分も多いですし、課題が残されている部分もあります。今日の講義の受講者は、基本的に協働の市政展開への強い理解がある方々ですので、おそらくさらにつっこんだ議論を求めていらしたのではないかと、そんな感想を持ちました。