立秋

niginigi32012-08-07

 暦の上では秋到来。残暑はますます厳しくなる中で、少しずつ風が変わってくるのがわかるようになっていきます。
 昨年、震災直後から休む気持ちになれず、疲労が蓄積していたころ、読んだ小説が「天地明察」(冲方丁・うぶかたとう)。時代小説は好きなジャンルで、精神を休ませるにはうってつけでしたが、この小説はさらに数学、測量と地図作成、天体観測と暦作成、そして囲碁、と私の興味の中心線が対象の構成です。渋川春海がメイン。安井算哲、の息子で二世算哲を名乗る。関孝和も登場します。保科正之の活躍の時代、そういう時代だったからということでもあるでしょうが、武士の争いの全く出てこない時代小説、というのもなかなか楽しめます。
 映画化されるそうですね。話としては結構地味で、どうやって構成するのかなと、気になります。事実認識などの面では意見・苦言もいろいろあるようですが、あくまで虚構として楽しめればと思います。

 12日からまた天体観測が楽しくなります。少しは眺めることができるかどうか、今回はあえて時間をとってみようか。
 まずはペルセウス座流星群、観測の好機です。小学生、中学生の頃以来、観測から遠のいています。暗い流星は、目の端のほうで感知できる、という説明は今もされているかどうか。視力が衰えたので雰囲気だけの観測になりそうです。
 14日未明には金星食。金星の日面通過よりは観測しやすいはずです。そうそうない金星食ですが、時間帯がいかんせん丑三つ時。よほど好きでなければ、寝てますよね。金星が月に隠された!ってだからどうしたの?って。金星が月から出てきた!ってでも何?って。渋川春海さん、の生きていた時代もきっとそうだったんでしょうね。

 人と人のつながりで社会はできています。争いもおきます。自然の摂理を知ることで、人は無用の争いをしないで済むようになります。火星探査も気になるところですが、国際的な軍事力競争に終止符をうって強調協力の体制が築かれる将来を楽しみにしています。

 

 さて、国政もいよいよ動き始めています。厚木市議会も10日の金曜日には臨時会。日常の忙しさは例年以上の状態が続いています。