市議会選挙の時期

niginigi32012-08-03

厚木市議会の改革テーマは多岐にわたっています。10日の臨時議会では議長選挙が予定され、まもなく現議長の任期が終わり、現在議長から諮問された各種改革テーマの答申が出されます。(画像は昨日からの研修二日目の様子、後述)

議会議員定数の議論とあわせて市議会選挙の時期についての議論も、現議長の任期中には結論が出るような簡単な話ではなく、引き続き協議することになっています。

市議会の選挙は、過去の厚木市が合併によって成立した過程に影響され7月に行われています。選挙の時期には当然根拠もありますが、選挙イヤーとなる4年おきに訪れる1年は、2月の市長選挙、4月の統一地方選挙(県知事、県議会の選挙)もあるため、年3回の選挙は多い、という以前からの意見にも妥当性があります。


それぞれ解決するには課題整理をしなければなりませんので、しばらく時間を必要とします。この1年で、早く実現できる改革案件から開始してきたため、一見改革が先送りされた感もあるかもしれませんが、長年懸案の議会報告会にこぎつけたことなど、前進面もあると思います。議会が、合議体である以上、構成員の民主的な議論と合意を経ながら結論を導かねばなりません。直接民主主義の要求高まる昨今、この間接民主主義、代議制の、まどろっこしいと感じられているかもしれない、制度のありかたそのものの議論に及ぶのかどうか悩みますが、二元代表制が役に立たないならば、制度を葬り去るしかないでしょう。


大阪での研修2日目、がれき処理の広域処理の問題点の講義、5時間。長い講義でしたが、国の廃棄物処理の根本的な問題点を指摘できる専門家がいたことに私はいたく感動しました。

講師の関口鉄夫さん。全国の処理施設、処分場を見て、現場からの告発を続け、国の姿勢をあらためさせる行動をしている、貴重な経験を宝にされた方です。机上の空論が好きで権威を傘にきるのが当たり前の知識人のありかたを思い切り罵倒できる、気骨ある研究者、でもあります。

講義内容はあらかじめもちろん知らされていましたが、がれき受け入れ推進の立場の地方議員がなぜか紛れ込み、つまり多分勘違いして応募されたのでしょう、内容に憮然とされ途中退室されていた人、数名ありましたほかは、みなマスコミが喧伝しまくる絆の押し付けに辟易とされているのでしょうか、講義に満足をしたものと思います。

なお、2日目の講義は選択制で、社会資本の老朽化の危機への対応、住民の足を守る公共交通、というテーマの選択が可能でした。社会資本、が72人、公共交通、が63人、に比べ、広域処理が35人はやはり少ない希望者の数だと言えるでしょうが、現状を表したものと受け止めます。この企画が25000円の受講料を必要とすることを前提に考えますと、真面目な議員が集う機会だったと思います。

会場には宮城、福島からも広域処理に疑問を感じる意見を共有するこの場に、いらしていましたこともあわせて記憶しておきたいと思います。