大阪にて

niginigi32012-08-02

今日、明日の2日間、大阪で開かれている研修会に参加しています。今日のテーマは、記念講演として岡田知弘氏(京都大学大学院教授)による「TPPの地域経済への影響と地域再生・地域づくり」と特別講演「自然エネルギーによる町づくり」(中越武義氏・前高知県梼原=ゆすはら=町長)。私は議会をある程度状況を把握してから厚木を離れたため、前段のTPPについては不参加でした。

人口が4000人に満たない小さな自治体の、エネルギー自給率が近く100%になり、さらに150%にもなるだろうという意欲ある前町長の話。1時間半近く、熱く語ってくださった町長、いい人そうでした。

太陽光あり、風力あり、小水力あり、バイオマスあり、地熱利用あり、小さな自治体ならばこそとも言えるのかもしれませんが、素晴らしい取り組みかたです。

課題もあることは伺い知れましたが、自治の力、水準が高い(よく練られています)ため、克服が可能なのでしょう。

一丸となって、地域を育て、守り、発展させていく町民の姿が思い浮かびます。福島第一原発事故以降、なおのこと注目を浴びることになったであろうこの町のありかたこそ、学ぶべきです。


出かける前の厚木市議会、9時からは議会運営委員会。今後、厚木市議会では、請願が出された場合、意見陳述を可能とすることになりましたが、内容確認がなされました。課題も多く、私としては満点をつけるわけではなくあくまで通過点と考えますが、これだって前進なのです。私は極端な全否定あるいはその逆も、忌み嫌いますので、小さなプラスであれ評価はすべきだと思います。

そうした積み重ねの継続があり、初めての議会報告会も経験し次回を構想しはじめていた矢先、政治倫理審査会を開き結論を出さないうちは全く次に進めなくなってしまいました。もちろん、法的には先に決すべき何かがあるというものではないのですが、議会としてのけじめなくして行われる論議は信用が薄らぎ、価値を低めてしまいかねません。

議会は万能ではないし、それどころか昨今では、不要とさえ言われるくらい、価値、役割、能力や課題意識に疑問符がつけられてしまう始末。悲しい限りです。


かっこよくなんかなくてかまわない、丁寧に、真面目に、職責を果たすために、毎日集中したい。