旧パルコビル

niginigi32012-07-30

明日、東側のフェンスが外されるようです。契約成立はもう少し先になる見通しで、しかし所有権移転前でも可能なことはやりたい、というのが担当の意向です。

先日、市民から寄せられたアンケート結果が配布されました。たくさんの記述意見がきちんと掲載されていました。税金の無駄遣いだとの批判を含め、耳の痛い指摘も隠されずに明らかにされた点は、今後に必ずプラスにしなければなりません。古い体質を温存したいといった思考方法は、人間ならば無意識のうちに働いてしまいかねません。厳しい指摘の多さに、健全な市民の認識を感じると同時に、こちら側、行政も議会も、これではいけないとの危機感を持てるかどうか、ぎりぎりの徳俵で踏みとどまっていることを痛烈に感じました。

課題を共有できる市民の層の厚さに、安心しているだけならば、議会も行政も不要。そしてそれは民主主義の発展にはつながるまい。

首相官邸前や国会周辺の行動の盛り上がりは、おそらく多くの市民を勇気づけています。山口県知事選の結果も、パルコビルへの多様な意見表明も、既製の政治への信頼喪失が背景にあると私は思います。そのことに、恐れを感じるのか、それとも希望を見出だすのか。

公共の仕事とは、誰のためにあり、誰とともに築き上げるのか、私たちはみな、問われています。