教育委員会のありかた

 大津市での中学生が自殺をした事件でいじめが原因ではないとしていた教育委員会が一転していじめが原因であることを認めたことなど、学校の対応、教育委員会の体質がにわかにクローズアップされています。報道では、一面的にしか伝わらない、一部しか伝わらないという危険があるため、やたらにコメントをすることは危険性もあると思いますので慎重になりますが、教育委員会のあり方を考えることは意味があることであるとは思います。一つの事件から、普遍性を持つ結論を導くためにはそれなりに議論を重ねる必要があるでしょうが、ぜひとも全国津々浦々の地方自治体、と各教育委員会は自分のこととして真剣に向き合ってもらいたいものです。

 自ら所属する組織に自らメスを入れることはまずもって難しい話で、そうなると外部の知恵や力を借りて、改革をすることになります。それが、これからの過程でどこまで進むかが重要であって、一部マスコミが追いかけるような、興味本位の取り上げ方は本来厳に慎むべきと考えます。

 インターネット社会の恐ろしさは、個人情報の流出と一度流れたらその被害を防ぐことが困難だということ。子どもたちの将来にとって、どういう社会が必要かという視点で、建設的な議論をすることで今を生きる子どもたちを守っていきたいと思います。

 明日は議会運営委員会など、多くの議会日程が組まれています。昨年の7月10日の選挙から1年をすでに経過して、任期の4分の1が終わりました。ほんとに早いものです。光陰矢のごとしです。