書籍紹介「本当に怖い電磁波の話」

　本当に怖い電磁波の話　身を守るにはどうする？

　植田武智、加藤やすこ両氏によって著されたもので、電磁波とその影響について、基本的な認識を持つうえで必要な書です。私は以前より、電磁波の影響については軽視できないと考えて、日常的にできる範囲で考慮して生活をしているつもりですが、とはいえ、これだけ周囲の生活を電磁波で「包囲」されてしまえば個人の努力には限界もあります。

　ＩＨ調理機の問題や昨今の電力供給問題と絡んだスマートメーター設置がアメリカでは大きな問題となっていること、などの具体的な展開は知っておかなければなりません。

　私もかつて、携帯電話会社に問い合わせをしましたが、携帯電話の使用のリスクについても同様です。日本社会は特に、こうした健康への影響があることについて、不明だという場合、わからないんだから使って差し支えないとする姿勢が基本ですが、諸外国の場合はこれとは逆です。

　安心、安全を求める割に、以下に自らの健康を守ることに無頓着にされているかを自覚するために、この書に触れていただくことをオススメしたいと思います。なお、鎌倉市で「鎌倉市携帯電話等中継基地局の設置等に関する条例」（2010年4月施行）が成立したことにも触れてあります。