これだから

niginigi32012-05-18

 議会報告会の2日目、が終わりました。報告会に寄せられた意見などの集約や次回に向けての改善点などは、22日の火曜日に、協議会として集まることとなっていますので、そこで話し合うことになるでしょう。

 荻野運動公園での報告会と、今日の文化会館のものとでは、反省が活かされて、報告者の報告時間は短縮し質疑応答時間を確保、司会の進行の整理や、質問を1人1問に絞らせてもらうなど、早速改善をされた面があります。

 議員は、どうしても自分の意見を言いたくなる職業。しかし、報告会の性格は、執行機関に対する議決機関としての議会としての報告なので、いってみれば全部議長が行ったってかまわないところ、大変だろうから全議員で分担している、というようなかんじでしょう。要するに、「俺はこう思う」という部分を封印するわけで、これが一番難しいと思われました。

 じっさい、今日は「これだから、繰り返し議員の個人的見解を述べる場ではない、と言ってきたのに」ということがありました。おそらくこれは、参加者にはわからなかったことではないかと思います。荻野運動公園での報告と今日のとで市立病院についての報告は全く異なるものとなっていました。これは事前の確認とも違います。このあたりも、しっかりと総括しておかなければなりません。

 しかし一方で、今回は質問者は個々の議員の見解を求めるなどのイレギュラーもなく、これは私の想定を超えてました。建設的な意見をいただいたことに感謝しなければなりません。
 そもそも、考えてみれば、議会を見捨てていないからこそ、わざわざ時間を割いてまで、報告会という地味な取り組みに参加していただけているわけで、それだけでもおおいに感謝していいことでしょう。

 行政、市長は多くの市民の意見を聴取する機会を、議会とは比べ物にならないほど持っています。それぞれの議員、あるいは所属グループという単位では広報広聴活動はあるにせよ、そしてそれがもっとも重要であるにせよ、市長と議会の関係、客観的な相関関係を、知ることは、自治力をつけていく上では必要です。ですので、やまのような反省材料を持ち帰ることとなった報告会ですが、ぜひ継続させていきたいと思います。

 今回は初めてということもあり、準備には相当時間をとられてしまいました。やむをえないことと思います。そして結果を見るに、もっと準備段階で相互に確認すべき点もあったのではないかという部分も多分にあります。そのあたりはぜひ来週の議論にしたいところです。

 参加いただいた皆さん、ありがとうございました。妨害や混乱もなく、終了できたことにあらためて感謝申し上げます。