来月の議会報告会

 準備。先日も打ち合わせの会議があったのですが、私の問題意識は今2つ。
 1つは、初めてのことなんだから、私は全く(実施にあたって)心配していないけれど、全体的には過剰に心配しているように見えている問題の克服。議会は、行政ではないのだから、市民にしっかり寄り添うという基本姿勢があれば、怖いことなんかないはずで。
 もうひとつ。それは、議員というのは習性で、質問する側は得意ですが、平場の建設的論議には不慣れだなあ、と感じている件。たとえば、うちあわせでは、細部にわたって協議して決めていきますが、担当の議員が提案したあるA案またはB案について、おうおうにして議員は「○○はどうなんですか〜」と質疑してしまう。習性ですよね。「A案はこれこれが気になる、B案はこれこれが気になる、だからかくかくしかじかでC案ではいかがか」と、修正の提案をするのが議論を前に進めるわけだ。

 ここ数年、ようやく議会の改革が論議されてき始めたことは大いに歓迎すべきことですが、本来果たすべき機能からすると、もっとやれることはあります。それは、いますでに、つまり「改革」を経なくてもできることすらあるということ。もちろん、改革を進めることも重要。必要なのは、本質を理解して仕事をすることです。それは、なんのため誰のための「改革」なのか。その「改革」は必要不可欠なものなのか。そのおおもとを理解しなければなりません。

 先日の参院予算委で、委員長が「品位を汚す」とかで、枝野経産相を退席させましたが、ああいう形式の議論が、議会では幅を利かせる傾向にあります。「品位」は議論の中身で問われるべきですから、委員長はそのように誘導すべきではないか。口先だけの詭弁がまかり通る国権の最高機関の議論を見せつけられると、辟易とするもの。せめて、住民に最も近い地方議会は、偉そうに品位を語ることなく中身の濃い議論をしていきたいものです。

 報告会は5月13日と18日。詳細→こちら