昨日の雪から一転して好転、気温も高くなり春到来近し、を感じる陽気となりました。一般質問2日目、今議会は、私を含めて今日までに武道必修化、柔道の安全指導を求める意見からの質問が3人ありました。私は以前この場でも書いたこともあり、また昨年春に中学に進学した女のお子さんをお持ちの知人のお母さんがいまして、柔道着を買わなければならない話を伺っていたこともあり、必修化について疑問を感じるところがあったのでした。それが修学旅行決定の問題と重なる問題意識となり取り上げたわけです。

 修学旅行の面を主要に質問したため、武道の問題は深められませんでしたが、請求資料によると実技講習(研修)を受講した教員数は昨年度で9人、今年度で7人ということ。保健体育科教員47人のうち18人が柔道の有資格者だということですが、柔道の有資格者であっても、事故を防げる保証があるという話ではありません。質問でも主張しましたが、武道の選択肢の中で、柔道を各学校が選んだのは柔道指導者がいるからです。私の直前の質問者が「相撲のほうがいいのでは」と提言しましたが、相撲は指導者がいないのです。文部科学省は、武道必修化にあたりいかにもメニューが選べるようにいっていますが有名無実とはこういうことです。
 私の主眼は、こうした決定が、校長によってなされるのですが、校長の決定は決して合議ではないし、法的に何を決定できるかと明文化されたものは何もありません。つまり決定に伴う記録も当然存在せず、(しいて言えば教育委員会に報告義務があるのでその文書くらいか)あるいは決定に至る検証経過なども存在しません。これでは、もし、もちろんあってはなりませんが、事故があった場合など、責任を問う際に、支障となるのではないか、そう思ったのです。決定の権限があるならばそれは当然責任を伴うはずだからです。しかるに、学校長が決定したことはそんなに権限と責任を問えるものなのか、非常にあいまいに思えます。
 この点は、教育委員会も認めざるをえないようでした。

 一般質問は明日も続きます。今日も、再生可能エネルギーやPPSなど、関心の高いテーマが論議されています。中心市街地整備問題も、引き続き論議されています。体調と体力に若干不安を感じながら、なんとかもたせています。ううむ、予算審議の議会はボリュームが多い。