旧パルコビル
現地を視察。ほとんどの議員が参加しました。今日は目一杯の日程、一般質問の通告締め切りも重なり、慌ただしく過ぎました。
パルコ問題、昨年12月議会から引き続き、市政レベルの懸案事項です。買い取りについて、納得いかないという議会筋の感触は当局もわかっていただろうに、明らかに予算化もばたつき、どうにも対応がまずい。
対応がまずいかまずくないか、実はそれは二の次で、予算化が必要なのか、妥当なのか、整合性はあるか、審議をするのが議会の仕事です。急に今日になって市長から会派代表者を召集して説明されても、明日から本会議、予算はすでに議案として配布もされているのに、なんなのだろう。この違和感たっぷりのちぐはぐな動きは、このまま安心して予算を通してはならないという警告だと私には感じられました。
まちなかの、なんやら団体などから買い取れといった陳情まで出されはじめ、なおのこと胡散臭くなってきました。
国政もめちゃくちゃですが、だからこそ地方自治体が踏ん張る価値があるのに、残念ながら「自治体よ、お前もか」状態のようです。
ただでさえ叩かれ続けている議会が、単なる政局と中傷されないよう、いかに取り組むか。議会全体の頑張る姿勢が今まさに問われています。
<参考>
旧パルコの建物及び跡地について(要望)
謹啓 春寒の候、貴職におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
日頃、地域経済の振興並びに基盤整備につきましては、格別なるご高配を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、近年の厳しい経済状況の中にあって、本市の中心市街地は多くの関係者の努力にもかかわらず、停滞気味の状況にあります。
特に、4年前のパルコの撤退、そしてその後の空き店舗となっている状況は、地元商店街にとって大きな痛手となっており、中心市街地の活性にとって先の見えない状況であります。
こうした中で、このたび、旧パルコの建物及び跡地を市が取得し、中心市街地活性化の核として整備するための予算を計上されたことは、大変心強く、期待するところであります。
つきましては、この方針に沿う施策の実現にご高配を賜りますようお願い申し上げるものであります。
謹白
平成24年2月17日
厚木市議会議長 小島一郎様
厚木商工会議所 会頭 石川範義