雪ちらつく

からすの卵

 あつぎ食ブランドのひとつ、からすの卵(写真)。ほかにもさまざまな商品があります。参考に厚木市のホームページはこちら。雪がちらついた午前、そして夜。ちょっと出かけて買い求め、いただきました。

 これは「あつぎOECフード」と名付けられていますが、議会に最初に報告されたとき、当然、OECとはなんの略かと尋ねたわけです。語呂で、OEC=おいしい、であることはわかりますが、いったいどういう英単語をこじつけたんだろう、と。

 ATSUGI ORIGINAL EXCELLENT CHOICE FOOD

よく考えますでしょう?
 で、例の「GKB47」。撤回だそうで。300万円がまるまる無駄になったと報じるメディアもありました。この審議、たまたま議会の控室で作業中でして、中継を聞いていまして、やりとりの要点は記憶していました。たしかに自殺予防にとってのゲートキーパーは大切ではありますが、思いついたことにきっと悦に入ってしまって独走したんでしょう。答弁に立った村木厚子内閣府自殺対策推進室長(兼務)は、さかんに合理性を説明し、経過の中で「(審議に参加した委員からも)異論がなかった」ことを述べていました。岡田副総理は、与党なんだから国会で持ち出さないで事前に話をすべきだというような趣旨を強調していました。おそらく質問者は、そんなルートでは撤回させられないことを感じ、マスコミを味方につけることを考えたのではないか、そう感じました。そして、それは功を奏したといえます。
 が、しかし。私は、もちろんGKBはいささか気に食わないのは当然ですが、たしかに与党なんだから事前に解決する努力はあったのかと言いたくなるのも理解できます。テレビカメラを前に、必死に迫るべき問題が多数ある中で、それがこのGKBだったということが、もちろんこの問題が軽いという意味では全くありませんが、この政権の現段階をよく示していると落胆させられるのです。

 この委員会は第4次補正の審議。原発の事故の補償、放射能汚染対策は最も根幹のはず。根幹を避けてどうして日本の将来を展望できるというのでしょう。沖縄普天間基地からの海兵隊引き上げ、米軍再編にかかわる問題も、政権は何のリーダーシップを発揮することもなく翻弄されただけです。自壊の一途をたどっているようにしか見えません。

 豪雪の被害拡大も懸念される中、審議を延長したりすることもなく、きわめて通常の国会を粛々と進めています。そんな国会の機能不全を見せつけられていることによって国民は国会議員の削減をますます要求することになるであろう、それが日本の将来にどれほどの効果があるかどうかもはっきりしないまま、国権の最高機関は国民からの信頼を失うばかりです。